もしかして8のアレっすか――“分かる人には分かる”謎の缶が500円!:週末アキバ特価リポート(2/2 ページ)
BUY MOREアウトレット館の店頭でペンキ缶大のアウトレット品を発見。正体は不明だが多分「8」関係のアレだ。一方、週末に円安が加速して1ドル100円を突破したことから、PCパーツ全体の値上がりを警戒するショップ店員も少なくない。
価格が本格的に動くのは2週間後か――1ドル100円を超えた影響は?
PCパーツの多くは輸入品であるため、自作PC市場は大雑把に言えば「円安=値上がり、円高=値下がり」という傾向がある。今週は金曜日(5月10日)に円安が急加速し、為替レートが約4年ぶりに1ドル100円の大台を超え、101円台まで円安が進んだ。
これを受け、TSUKUMO eX.は「メモリやSSD、グラフィックスカードなど複数のジャンルに影響が出ると思います。値動き自体はそれほど異質ではないものの、1ドル100円を超えたら値上げしよう、などと考えているメーカーや代理店は少なくありません。その線を踏み越えたことで、さまざまな製品が一斉に値上げされる可能性があります。仕入れ値に影響が出るのは2週間後くらいではないでしょうか」と警戒を口にする。
一方、すぐ価格に影響が出ると予想するショップもある。ソフマップ秋葉原リユース総合館は「仕入れ値の変化を待たずに、ショップレベルで値上げする動きも出てくると思います。1店舗だけならば(周囲のショップに比べて高くなり売れなくなるため)すぐ元に戻りますが、周りのショップも同調すれば街全体の値動きとなります。そういった値上げの第一波は、100円を超えた今いつ起きてもおかしくありません」と語る。
ただし、半年前に円安が始まったときほどの派手な値上がりはないとする見方が多勢だ。「ここから一気に105円まで越えるほどの勢いになったら別ですが、いずれ1ドル100円を越すのは皆予想できていたと思います。なので、パニック的な値動きはなく、少しずつ淡々と上がっていくのではないでしょうか」(パソコンハウス東映)という。
総合的に見れば焦る必要はなさそうだが、近々買おうと思っているパーツがあるなら、今のうちに買っておくとお得かもしれない。
関連記事
- 連載:週末アキバ特価リポート
- 連載:古田雄介のアキバPickUp!
週末アキバ特価リポート:パーツを買うなら今のうち?――値上がりの気配にあふれる週末
輸入品が多くを占めるPCパーツは、円の価値が下がると値上がりに動く。今週は再び円安が進んだことで「また値上がりするかも」という予想が複数のショップで聞かれるようになった。パーツショップ栄枯盛衰(前編):まだオレらのホームだった「電車男」以前――自作PCの街アキバを振り返る
映画「電車男」がヒットした2005年。街の再開発が進み、思えばそのころから“自作の街・アキバ”の空気が変わっていった。当時の空気感を写真とともに振り返ってみよう。パーツショップ栄枯盛衰(後編):写真で見るアキバ10年史
自作の街・アキバはこの10年でどんな変化を遂げたのか。街のキーポイント18カ所の変遷を追いかけてみよう。とにかく、写真とキャプションで。「その線、待ってました」――低容量でも速いSSDとゲーミングB75マザーが登場!
東芝製NAND採用がウワサされるサンディスクのSSD「X110」シリーズと、ゲーム向け仕様のMSI製B75マザー「B75A-G43 GAMING」が発売し、新たなニーズを満たすパーツとして話題を集めている。かゆいところに手が届くパーツも続々と登場。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.