ニュース

GeForce GTX 780搭載カードが登場、売れ行きと反響は?古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

先週はNVIDIAの新型GPU「GeForce GTX 780」搭載グラフィックスカードが登場した。アキバの各パーツショップでの売れ行きと評価を聞いてみた。一方で、次世代マザーボードが近日登場することを示唆する動きも多発している。

「ハイエンドほしい人はTITAN買ってますし……」――GeForce GTX 780の反響

TSUKUMO eX.のハイエンドグラフィックスカードケース

 先週の5月23日に「GeForce GTX 680」の後継にあたるNVIDIAの新GPU「GeForce GTX 780」を搭載するグラフィックスカードが複数のメーカーから登場した。週末までに販売を確認したのは、ZOTACとMSI、Palit、InnoVISION、ASUSTeK、ギガバイト、玄人志向、GALAXYなど。価格は8万5000円弱から9万円台となる。

 既報の通り、ドスパラ パーツ館は5月23日22時に深夜販売イベントを実施したが、販売解禁時に購入したユーザーは1ケタに留まった。同店は「問い合わせは多くいただいていますが、究極のハイエンド志向の方はさらに上のGeForce GTX TITAN搭載カードをすでに購入していますし……。評価が定まってからじわじわ売れていくと思います」という。

 ほかのショップからも「売れていないわけではないが、GTX 680ほどの勢いはまだない」との声が多く聞かれた。ただし「各メーカーのモデルは入荷数が少ないので、売り切れの心配は常にあります」(TSUKUMO eX.)といった品薄な状況でもある。

advertisement

 某ショップは「10万円以下なら最強ですが、その価格ラインにどれだけの意味があるのか。GTX 680で満足している人が多い現状で、乗り換える価値を見出すために様子見する人が結構いるんじゃないかと思います」と推測する。また「どうせ買うなら、もうじき登場する次世代マザーと一緒に……と考える人も少なくないかもしれません」と近い将来の爆発に期待を寄せるコメントもあった。

 次世代マザーのウワサは週末から一気に広まっている。次のページで紹介しよう。

ASUSTeKのGTX 780カード「GTX780-3GD5」。価格は9万円弱(写真=左)。MSIのGTX 780カード「N780-3GD5」。9万3000円前後の値をつけるショップが多かった(写真=中央)。ドスパラ パーツ館のデモ機は、GTX TITANとGTX 780カードをそれぞれ差して性能を比較できるようにしている(写真=右)
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.