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「iOS 7」を安心して使いたい人のための“セキュリティ対策10選”iPhoneから個人情報が丸見え!?(2/4 ページ)

iOS 7は大幅なデザイン変更とともに便利な新機能が数多く追加されたが、セキュリティの注意点も増えている。ここではiOS 7を安心して使うためのポイントを紹介しよう。

(4)「Safari」で使ったIDとパスワード、クレジットカード情報を整理する

 iOS 7ではパスコードを設定していないと、WebブラウザのSafariで入力した「ユーザー名」と「パスワード」、さらには「クレジットカード情報」までが丸見えになってしまう。試しに以下の2つの設定を(誰かに画面をのぞかれていないか確認したうえで)チェックしていただきたい。

 「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたパスワード」→任意のWebサイトを選択→パスコードを入力→「ユーザー名」と「パスワード」が表示される

ホーム画面から「設定」アプリを起動し、「Safari」をタップ(画像=左)。「パスワードと自動入力」をタップ(画像=右)
「保存されたパスワード」をタップ(画像=左)。任意のWebサイトをタップ(画像=右)
あらかじめ設定しておいたパスコードを入力する(画像=左)。そのWebサイトで入力したユーザー名とパスワードが表示される(画像=右)。画像では一部をぼかしているが、実際はすべて表示されている

 「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたクレジットカード」→任意のカード(末尾:~、有効期限:~)を選択→パスコードを入力→クレジットカードの「カード名義人」「暗号」「有効期限」が表示される

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上と同じように、「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたクレジットカード」と進む(画像=左)。任意のカード(末尾:~、有効期限:~)をタップ(画像=右)
あらかじめ設定しておいたパスコードを入力する(画像=左)。クレジットカードの「カード名義人」「暗号」「有効期限」が表示される(画像=右) ※このカード番号はもちろんダミーです

 このようにiOS 7を搭載したiPhoneやiPadは、パスコードを設定せずに持ち歩くのが非常に危険な行為となる。万が一、パスコードが突破されるリスクを考えると、いちいち入力するのが面倒ではあるが、Webサイトのユーザー名とパスワード、クレジットカード情報を保存しないよう設定するのも手だ。

 「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「ユーザ名とパスワード」と「クレジットカード」をオフ

「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」と進む(画像=左)。「ユーザ名とパスワード」と「クレジットカード」をオフにする(画像=右)

 なお、すでに保存されてしまったWebサイトのユーザー名とパスワード、クレジットカード情報は、以下の方法で削除できる。

 「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたパスワード」→「編集」→任意のWebサイトを選択→「削除」をタップ(パスコードの入力が必要)

「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたパスワード」と進む(画像=左)。「編集」をタップ(画像=右)
Safariに登録されたユーザー名とパスワードを消去したいWebサイトを選んで、「削除」をタップ(画像=左)。再確認の画面が表示されるので「削除」をタップ(画像=右)し、パスコードを入力する

 「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたクレジットカード」→「編集」→任意のカード(末尾:~、有効期限:~)を選択→「削除」をタップ(パスコードの入力が必要)

「設定」アプリ起動→「Safari」→「パスワードと自動入力」→「保存されたクレジットカード」と進む(画像=左)。「編集」をタップ(画像=右)
Safariに登録されたカード情報を消去したいクレジットカード(末尾:~、有効期限:~)を選んで、「削除」をタップ(画像=左)。再確認の画面が表示されるので「削除」をタップ(画像=右)し、パスコードを入力する

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