第1回 シビれる3200×1800ドット液晶──過ぎ去った紅葉を「Yoga 2 Pro」で再現:「Yoga 2 Pro」ロードテスト
3200×1800ドットと13型クラスでトップクラスの高解像度ディスプレイを搭載。超高精細高さがシビれる「Yoga 2 Pro」はプライベートシーンでどう使えるか、趣味マシンとしてこれから何回かに渡って考えてみることにした。
とにかく高解像度、超広大なデスクトップ画面
レノボ・ジャパンの「Yoga 2 Pro」は、業界的な季節で言うと“秋冬モデル”として登場した個人向けシリーズのハイクラスモデルだ。このモデルはならではの特徴が2点ある。
1つは、360度にぐるりと曲がる特殊ヒンジ機構による「4つのモードに変身」すること。普通のノートPCスタイルで利用できるのはもちろん、ぐりっと“サバ折り”して「スタンドモード」や「テントモード」になったり、さらには「タブレット」として利用できたりする。これは前モデルの「IdeaPad Yogaシリーズ」を踏襲しているので、PC USERの読者ならおなじみだろう。
それよりこのPCは、なんと言ってもその高い画面解像度がシビれる。解像度は13.3型で3200×1800ドット。こちらはフルHD(1920×1080ドット)の約1.8倍も高精細ということになる。
これだけ高精細であれば、例えばBlu-ray映画タイトルの“ながら見のウインドウ表示”でもドットバイドットで表示できたりしてしまうのも意外とすごいこと。ま、Yoga 2 Proは光学ドライブは搭載しないのでディスク系メディアの扱いはひとまず置いておこう。であれば、趣味的な使い方で何をすればよりシビれるか──先日撮影した紅葉の写真を再現してみることにした。
私の家の近くにはちょっと大きめの都立公園があり、桜から紅葉まで、季節ごとにさまざまな顔を見せてくれる。なので近隣の人も集まってくる、ちょっとした撮影スポットだったりする。
さて、最近のデジカメであれば──コンパクトデジカメであっても数千×数千ドットもの高解像度な写真を撮影できる。これは、これまで上級傾向だった1920×1080ドットであっても、その程度ではその写真データの多くは表現しきれていないととらえられる。この点、3200×1800ドット表示に対応するYoga 2 Proの高精細パネルであればどうか。そして、フォトパネルとしての写真表示以外に、写真加工の際などにもその威力を発揮できそうである。
ノートPCトップクラスの超高精細ディスプレイ、編集や現像もスイスイなCore i7+8Gバイトメモリ、そしてビュワーとして使いやすいカタチにも変形し、撮影にも持ち出せるそこそこ小型軽量でバッテリー動作時間も長めなモバイル性。すぐ使うだけで、Yoga 2 Proは私の写真趣味と極めてマッチする特長を持っていることが分かった。次回も続いて「私ならこう使う」──をテーマに使い方を考察していこう。
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