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MSI、Intel 9シリーズチップセット搭載マザーボード“正式”発表機能も大事。デザインも大事(2/2 ページ)

“公表”や“正式じゃないけれど”という微妙な状況が続く9シリーズマザーボード。MSIは次期主力マザーボードを正式に発表した。

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日本のメーカーを習って黄色と黒の組み合わせを採用

 オーバークロックを重視したラインアップでは、2013年に投入したゲーミングマザーボードでユーザーから得たフィードバックを反映したOverClockシリーズを投入する。このシリーズでも最初の訴求するのはデザインで、ヒートシンクに黄色で大きく記した「X」「M」をアピールしている。なお、PWM回路に配置したヒートシンクには、水冷用の冷却水流路を用意する。

 オーバークロックで重要になる動作クロック関連の機能では、専用チップを実装した「OCエンジン」を導入した。OCエンジンではマザーボードのベースクロックを独立して100MHz、125MHz、167MHzといったステップで変更することで、柔軟な動作クロックチューニングを可能にし、また、GPUに対する過度のオーバークロックも防ぐ。

 また、CPUの動作クロック倍率を8倍に引き下げる「スローモード」を設けることで、CPUのコア駆動電圧を0.8~0.9ボルトまで下げる。これは、液体窒素などを使った氷点下に達する冷却環境で、OS起動時の高負荷で動作しなくなる症状を改善できるとMSIは説明する。

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新たに導入した「OCエンジン」(写真=左)と、超低温冷却状態でもOSの起動を可能にする「スローモード」(写真=右)

 最近行うユーザーが増えてきた「殻割り」(標準でCPUに取り付けているヒートシンクを取り外す行為。ユーザーが用意したクーラーユニットをCPUコアに直接実装するが、そのとき、クーラーユニットを密着する力が過度にかかってコアにダメージを与えることがある)でCPUコアを守る「殻割りダイ・ガード」や大型ファンを安定して支える「OCファンスタンド」、そして、電圧測定端子やマルチBIOS、オーバークロックボタンなどおんーどで用意した機能など、オーバークロックチューにイングで便利な機能を用意した。

ヒートシンクを外した状態でCPUコアを守る「殻割りダイ・ガード」(写真=左)に、「OCファンスタンド」(写真=中央)のほか、オンボードにもオーバークロックチューニング機能を多数実装する(写真=右)

写真でチェックする“9”なMSIマザーボード

 説明会には、Intel Z97 Expressチップセット搭載モデルのサンプルを多数展示していた。ここでは、画像でこれらのマザーボードを主に基板全体とバックパネル、Serial ATAインタフェースを中心に、一部のモデルではオンボードスイッチなども紹介していく。

Z97 GAMING 9 AC

Z97 GAMING 7

Z97 GAMING 5

Z97 GAMING 3

Z97M GAMING

Z97I GAMING AC

Z97 XPOWER AC

Z97 MPOWER MAX AC

Z97 MPOWER MAX

Z97 MPOWER

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