15.6型コンバーチブルノートなど新シリーズ2機種を投入――「dynabook P75/P54」:2014年PC夏モデル
タブレットとしても利用できる回転機構を備えた15.6型ノートPCなど、東芝が2014年PC夏モデルとして新シリーズを投入した。
15.6型コンバーチブルの新シリーズ「dynabook P75」
東芝は6月16日、2014年PC夏モデルとして、液晶ディスプレイのヒンジが360度回転する15.6型コンバーチブルノートPC「dynabook P75」と、14型ノートPC「dynabook P54」という2つの新シリーズを投入した。ラインアップはともに1モデルのみで、税別の予想実売価格と発売日は、「P75/28M」が16万円前後で7月下旬、P54/27Mが13万円前後で6月20日となっている。
dynabook P75は、通常のクラムシェルタイプのノートPCとして以外に、タブレットやスタンド付きタブレットとしても利用できる回転機構を備えているのが特徴だ。タッチ入力に対応する15.6型サイズの液晶ディスプレイは1920×1080ピクセル表示のIPSパネルを採用。CPUが超低電圧版のCore i5-4210U(1.7GHz / 最大2.7GHz)、メモリは8Gバイト、ストレージは1TバイトHDDという構成だ。
主なインタフェースは、メディアスロット、USB 3.0×3、HDMI出力、音声入出力など。ネットワーク機能として、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth V4.0を内蔵するほか、液晶ディスプレイ上部に約92万画素のWebカメラも備える。
また、タブレットスタイルでの利用も可能なため、電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサーといった各種センサー類も内蔵する。このほか、harman/kardon製ステレオスピーカーやバックライト付きフレームレスキーボードなども搭載。本体サイズは約382.0(幅)×246.8(奥行)×19.0(高さ)ミリ、重量は約2.3キロ。
OSは64ビット版Windows 8.1、オフィススイートとしてOffice Home and Business 2013もプリインストールされる。
dynabook P75 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格(税別) |
dynabook P75 | P75/28M | 15.6型コンバーチブル (タッチ対応) | 新シリーズ | Core i5-4210U (1.7GHz / 最大2.7GHz) | 8GB (DDR3L) | 1TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 16万円前後 |
dynabook P75 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | 光学ドライブ | GPU | オフィススイート | バッテリー駆動時間 (JEITA 2.0) | 重量 |
dynabook P75 | P75/28M | 15.6型ワイド (タッチパネル) | 1920×1080 | - | CPU統合 (HD 4400) | Office Home and Business 2013 | 測定中 | 約2.3キロ |
クラムシェルタイプのスタンダード14型ノート「dynabook P54」
一方、「dynabook P54」は14型サイズ(1366×768ピクセル)のスタンダードなノートPCだ。harman/kardon製スピーカーやフレームレスキーボードといった同社らしい特徴を備えつつ、税別での予想実売13万円前後と価格を抑えているのが特徴。
主な仕様は、CPUがCore i3-4025U(1.9GHz)、メモリが4Gバイト、ストレージが1TバイトHDDとなっている。インタフェースは、メディアスロット、USB 3.0×2、USB 2.0×1、HDMI出力、音声入出力など。ネットワーク機能としてIEEE802.11ac高速無線LANも備える。バッテリー駆動時間は約5.6時間で、本体サイズは約344.0(幅)×242.9(奥行)×19.3(高さ)ミリ、重量は約1.9キロ。
OSは64ビット版のWindows 8.1。Office Home and Business 2013もプリインストールされる。
dynabook P54 店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格(税別) |
dynabook P54 | P54/27M | 14型ノート | 新シリーズ | Core i3-4025U (1.9GHz) | 4GB (DDR3L) | 1TB HDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 13万円前後 |
dynabook P54 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | 光学ドライブ | GPU | オフィススイート | バッテリー駆動時間 (JEITA 2.0) | 重量 |
dynabook P54 | P54/27M | 14型ワイド | 1366×768 | - | CPU統合 (HD 4400) | Office Home and Business 2013 | 約5.6時間 | 約1.9キロ |
関連キーワード
dynabook | 東芝 | ノートPC | Windows 8.1
関連記事
Toshiba Direct Channel
Webモデルなら、高速CPUや大容量SSDなどハイスペック構成も選択可能 dynabookをカスタマイズオーダーしたいなら、Web直販サイト「東芝ダイレクト」をチェック!2014年PC/タブレット夏モデル:東芝が「dynabook」夏の追加モデルを発表――10.1型/8型タブから13.3型モバイル、変形ノートまで8機種
東芝がdynabookシリーズの2014年夏モデルを大幅拡充。32ビット版Windows 8.1 with Bingを搭載した新シリーズの10.1型/8型タブレット、11.6型/13.3型/14型クラムシェルノート、そして15.6型コンバーチブルPCなど、計8機種を6月20日より順次発売する。2014年タブレット夏モデル:東芝がWindows 8.1 with Bing搭載の10.1型/8型タブレット投入――「dynabook Tab S50/S38」
東芝のWindowsタブレットに10.1型の「dynabook Tab S50」が登場。従来より薄型軽量化した8型の「dynabook Tab S38」も合わせて、2ラインアップ構成となった。OSは32ビット版の「Windows 8.1 with Bing」を採用する。2014年PC夏モデル:2560×1440ピクセル対応の13.3型プレミアムノートがCPUを強化――「dynabook KIRA V83/V63」
超高解像度パネルを採用する東芝の13.3型プレミアムノートPC「dynabook KIRA」はCPU性能を強化した。2014年PC夏モデル:薄くて頑丈ボディがそのままでCPUと解像度を強化──「dynabook R73/N51」
スリムコンパクトとネットノートの最新モデルは、従来モデルの仕様を継承しつつ、CPUなどの基本性能を強化した。こんなPC、見たことない:北欧デザインと東芝の技術が融合――7スタイルPC「dynabook KIRA L93」を速攻チェック
2つの変形機構を盛り込むことで、合計7つものスタイルチェンジに対応する新感覚のモバイルPC「dynabook KIRA L93」。その個性豊かな7スタイルを見ていこう。2014年PC夏モデル:東芝、キーボード着脱&360度回転ヒンジの“7スタイル”PC――「dynabook KIRA L93」
「dynabook KIRA L93」はキーボード着脱機構と360度回転ヒンジ機構を組み合わせることで、合計7つものスタイルチェンジに対応した新設計のノートPCだ(7スタイルの写真と解説付き)。2014年PC夏モデル:東芝、CPUスペックなどを引き上げた「dynabook KIRA L93」Webオリジナルモデルを発売
東芝は、同社製最新ノートPC「dynabook KIRA L93」のバリエーションモデルとなるWebオリジナルモデル「dynabook KIRA L93/W9M」を発表した。2014年PC夏モデル:4コアCore i7+Radeon R9の17.3型ノートなど――東芝ダイレクトWeb直販モデル
東芝は2014年PC夏モデルの発表に合わせ、直販サイト「東芝ダイレクト」で取り扱うWebオリジナルモデルの受注も開始した。2014年PC夏モデル:タッチ対応モデルを加えた液晶一体型PC――「dynabook REGZA PC D81/D71」「dynabook D61/D51」
21.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載する液晶一体型PC「dynabook REGZA PC D81/D71」「dynabook D61/D51」は、CPUを強化しつつ、上位モデルにタッチ対応モデルを追加した。2014年PC夏モデル:薄型スリムボディに“Haswell Refresh”を搭載した15.6型ノート――「dynabook T75/T55」
東芝は15.6型スタンダードノートPC「dynabook T75」「dynabook T55」を発表した。いずれもCPUにHaswell Refreshの低電圧版を採用し、薄型ボディに生まれ変わった。最新PC速攻レビュー:「dynabook Satellite T954/98L」――世界初“4K”ノートPCの実力は?(ベンチマークテスト編)
他社に先駆けて“4K”ディスプレイ搭載ノートPCが東芝から登場。今回はさまざまなテストを行い、ハイパフォーマンスPCとしての実力を明らかにする。最新PC速攻レビュー:「dynabook Satellite T954/98L」――世界初“4K”ノートPCの実力は?(使い勝手編)
東芝がいち早く投入した4Kディスプレイ搭載ノートPCは買いなのか? Officeの有無が選べるWebオリジナルモデルをじっくり試してみた。4K REGZA譲りの高画質化技術も:ついに出た“4K”ノートPC――「dynabook T954」の世界初ディスプレイを検証する
いち早く4Kディスプレイを搭載した東芝の「dynabook T954/89L」。気になる超高精細ディスプレイの表示品質を測色器と目視でじっくりチェックした。2014年PC春モデル:東芝、世界初の4Kディスプレイ搭載ノートPC「dynabook T954」
「dynabook T954」は3840×2160ピクセル(4K)の15.6型ワイド液晶を搭載したノートPC。約282ppiの高画素密度を誇り、さまざまな高画質化技術も盛り込まれている。2014年PC春モデル:スタンダードモデルもフルHD+11ac化を推進、8型タブから23型AIOまで――東芝「dynabook」新モデル
東芝dynabookシリーズの2014年春モデルが登場。XP乗り換え+消費増税対策を含む新生活導入を想定した8シリーズ全24モデルの新機種に加え、8型タブレット、高精細液晶搭載モバイルなどを用意する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.