ニュース

ASRock、イベントで「X99 OC FORMULA」「X99 Extreme11」を公開Haswell-EのOC Tipsも伝授(2/2 ページ)

ASRockのIntel X99 Expressチップセット搭載マザーボードを訴求するイベントを開催。そこでハイエンドモデルの日本市場投入が明らかに。

前のページへ |       

ASRockの高品質高機能を“まじめに”アピール

 Intel 9シリーズチップセット搭載マザーボードと同様に、今回のイベントでもASRock独自の品質基準「Super Alloy」をはじめとする安定動作と高い信頼性を訴求した。

 そこでは、1つのMOSFETに2つのダイを重ねて搭載することで、広いダイ面積を確保しつつ抵抗を下げ、CPUコアに効率よく電源を供給できる「Ultra Dual-N MOSFET」や抵抗値を下げることでメモリ駆動の電力供給効率を改善したNexFET MOSFETの導入、大型のアルミニウム製「XXL」ヒートシンクとフェライトコアと比べて3倍の飽和電流に対応できるPremium 40A チョークコイル、1万2000時間の製品寿命を確保したコンデンサの採用を取り上げている。

CPUコアに効率よく電源を供給できる「Ultra Dual-N MOSFET」(写真=左)と、フェライトコアと比べて3倍の飽和電流に対応できるPremium 40A チョークコイル(写真=右)
1万2000時間の製品寿命を確保したコンデンサを採用したほか(写真=左)、12フェーズ構成の電源回路を用意して1300ワット出力の電源ユニットに対応する(写真=右)

 「X99 Extreme11」は、汎用ユーザー向け「Extreme」シリーズの最上位モデルになる。Super Alloyの準拠や高品質チップの採用、Ultra M.2に4枚のグラフィックスカードによるマルチGPU構築対応、CPU系統の12フェーズ構成電源回路に「Digi Power」の導入などは、ほかのASRockマザーボードと共通する。

advertisement

 拡張スロットは、PCI Express x16対応を5基用意するほか、8基のUSB 3.0(バックパネル4基、フロント4基)と8基のUSB 2.0を利用できる。また、10基のSerial ATA 6Gbpsと2基のUltra M.2に加えて、8基のSAS-3を備える。

「X99 Extreme11」
バックパネルに用意したインタフェース(写真=左)。圧巻のSerial ATA&SASインタフェース(写真=右)

 このほか、今回発表したモデルでも、Intel X99 Express搭載のゲーミングマザーボードながらmicro ATXフォームファクタを採用した「X99M Killer」と、汎用シリーズでmicro ATX準拠モデルの「X99M Extrem4」にも来場者は注目していた。

 どちらも、メモリスロットが4基(クアッドチャネルメモリバスには対応)で、PCI Express x16対応スロットが3基となるが、Super Alloyをはじめとする高品質基準や機能はATXフォームファクタモデルと同等だ。

X99M Killer
バックパネルに用意したインタフェース(写真=左)とSerial ATA(写真=右)
X99M Extreme4
バックパネルに用意したインタフェース(写真=左)とSerial ATA(写真=右)
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.