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東芝、15nmプロセス採用の“世界最小級”組み込み式NANDフラッシュメモリを開発
東芝は、最新の15ナノメートルプロセスを採用したeMMC準拠のNANDフラッシュメモリを発表した。
東芝は10月2日、スマートフォンやタブレット/ウエアラブル端末向け製品となる、最新の15ナノメートルプロセス採用のeMMC準拠NANDフラッシュメモリを製品化したと発表した。
NANDフラッシュメモリチップとコントローラを一体化した組み込み式のフラッシュメモリで、従来製品比でパッケージサイズ面積を約26%小型化した。またメモリチップの性能向上やコントローラ処理の最適化などにより転送速度も向上している。
本日より16Gバイトモデルのサンプル出荷を開始。さらに8Gバイト/32Gバイト/64Gバイト/128Gバイト製品についても順次サンプル出荷を行っていく、としている。
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