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Let'snote専用LTEプランも発表──「Let'snote RZ4」製品発表会Core M実装のシステム基板に迫る(1/2 ページ)

待望の10.1型ディスプレイ搭載Let'snoteが登場。説明会で、軽量堅牢のボディ機構とCore Mを実装したシステム基板を間近に望む!

2018年までに累計出荷台数500万台を目指す

 パナソニックは、10月2日にLet'snoteの2014年秋冬モデルを発表し、その中で、新シリーズのLet'snote RZ4が登場した。同日行った製品発表会では、10.1型ディスプレイ搭載シリーズが久しぶりに登場した理由や、Let'snote RZ4に導入した製品コンセプトを開発関係者が説明した。

会場に展示していたLet'snote RZ4。店頭向けには「シルバー」と「ブルー&カッパー」のカラーバリエーションを用意する(写真=左)。Web販売限定のPanasonic Storeモデルで選べるカラー天板(写真=右)
会場にはLet'snote RZ4を分解した基板やキャビネットも展示していた。システム基板にはCore M-5Y10が見える(写真=左)。その裏側には3DL技術で別基板になったインダクタ部分に保護パネルを設けていた(写真=右)

 パナソニック ITプロダクツ事業部事業部長の原田秀昭氏は、ユーザーとともにビジネスモバイルの世界に変革を起こし続けるというLet'snoteのコンセプトを掲げ、これまで登場してきた多くのLet'snoteが世界最軽量への限りない挑戦をし続けており、それをユーザーも評価して過去十年間においてモバイルノートPCのシェアがトップであり続けていることを紹介した。

 その上で、Let'snote RZ4は、「コンパクトなPCが欲しい」「タブレットではキー入力などの操作性が難しい」「ビジネスでも個性的なモバイルPCが欲しい」というユーザーの声にこたえるべく開発した新モデルと説明している。

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 Let'snote RZ4は、10.1型ディスプレイを搭載して重さが745グラムと軽量なボディを採用した。それでいてLet'snoteシリーズの重要な要素である堅牢性も兼ね備え、かつ、ビジネスで必須の優れた操作性と長時間バッテリー駆動を実現している。CPUではインテルの長期的なパートナーシップに基づいて最新のCore Mプロセッサー・ファミリーを採用したことをアピールした。

 原田氏は、今後のモバイルコンピューティング市場の成長見通しについても言及し、タブレット市場は2018年まで年平均で22%の成長を見込み、Let'snoteシリーズの累計500万台売り上げを2018年までに達成するという目標を掲げた。

今後2018年までタブレット出荷台数は年平均で22%を超える成長が見込める(写真=左)。パナソニックでは2018年までにLet'snoteシリーズ累計出荷台数500万台を目指す(写真=右)

Let'snote RZ4は大学ノート5冊分と同じサイズ

 パナソニック ITプロダクツ事業部テクノロジーセンター プロジェクトリーダーの星野央行氏は、Let'snote RZ4の概要と特徴を紹介した。星野氏は、本体サイズが大学ノート5冊とほぼ同じボディに10.1型ディスプレイを搭載して解像度が1920×1200ピクセルであることや、パネル表面に映り込みが少ないノングレアフィルムを貼付したほか、視差が少ないダイレクトボンディングを導入したことを紹介した。

 また、USB 3.0や有線LAN、アナログRGBなど。ビジネス利用で必要になるインタフェースを本体に搭載することで、外出先でも変換アダプタなしで多くの機器と接続できることも取り上げている。操作性では、横方向に16.8ミリ、縦方向に14.2ミリのピッチと1.5ミリのストロークを確保したキーボードと、コンパクトなエリアにダイサイズの方形タッチパッドを設置してもパームレストに置いた手のひらで誤動作しないようにするユーティリティをアピールする。

フットプリントは大学ノートとほぼ同じサイズ(写真=左)。本体に用意したインタフェースには有線LANにアナログRGB出力と、ビジネスの現場ではまだまだ利用する機会が多いものも用意した(写真=右)
コンパクトになったボディのパームレストゆえに、手の平でタッチパッドが誤動作しないユーティリティも付属する
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