最新Office導入、IPS搭載モデルも拡大──「dynabook REGZA PC D81/D71/D51」「dynabook D61/D41」:2014年PC秋冬モデル
オンキヨーのスピーカーと21.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載する液晶一体型PCラインアップは、OSとOfficeアプリを最新バージョンに強化した。
D51はREGZAモデルに。REGZAすべてでIPS導入
東芝は、10月14日に2014年秋冬モデルのデスクトップPCとして、「dynabook REGZA PC D81」「dynabook REGZA PC D71」「dynabook REGZA PC D51」と「dynabook PC D61」「dynabook PC D41」の新モデルを発表した。出荷はすべてのモデルで10月24日から順次開始する。税別の実売予想価格は、dynabook REGZA PC D81が23万円前後、dynabook REGZA PC D71が20万円台半ば、dynabook REGZA PC D51が15万円前後、dynabook PC D61が19万円前後、dynabook PC D41が14万円前後となる見込みだ。
テレビ録画機能を持つdynabook REGZA PCシリーズでは、「D81/NB」「D71/NB」「D71/NW」「D51/NB」「D51/NB」が登場する。すべてのモデルで、液晶ディスプレイにIPSパネルを採用したほか、OSではWindows 8.1 Updateを導入し、標準付属のOfficeアプリケーションを最新のMicrosoft Office Home and Business Premium プラス Office 365サービスに変更した。そのほかの仕様は2014年5月に登場したモデルと共通する。
D81/NBは、Core i7-4710MQ(2.5GHz/最大3.5GHz)、8Gバイトメモリ、3TバイトHDD、BDXL対応Blu-ray Discドライブという構成で、3波対応ダブルチューナーを内蔵するほか、独自の視聴機能「今スグTV」も利用できる。インタフェースは、メディアスロット、HDMI出力、HDMI入力、USB3.0×4、USB 2.0×2、ギガビットLANなど。無線機能としてIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth v4.0を搭載するほか、液晶上部に92万画素のWebカメラを内蔵する。本体サイズは516(幅)×170(奥行き)×365(高さ)ミリ(最小傾斜時)、重量は約8キロ。ボディカラーはプレシャスブラックを用意する。
D71/NBとD71/NWはボディカラーが異なる(D71/NBがプレシャスブラック、D71/NWはリュクスホワイト)だけで仕様は共通する。従来モデルにあったCPUがCeleron 2950Mの下位モデルはなくなり、D81/NBと主要構成がほぼ同じ上位構成のみが登場する。従来のD71上位構成と同じく、ディスプレイにタッチパネルを内蔵せず、テレビ機能で「今スグTV」を省き、HDMI出力インタフェースをなくしたほか、D81シリーズで標準付属のAdobe Photoshop Elements 12が付属しない。
D51シリーズは、従来モデルでテレビ関連機能を有しない「dynabook D51」に地上デジタル対応シングルチューナーを搭載してdynabook REGZA PCシリーズのバリュークラスとしたモデルだ。Celeron 2950M(2GHz)、4Gバイトメモリ、2TバイトHDD、DVDスーパーマルチドライブという構成で、本体搭載のインタフェースや利用できる無線接続、液晶ディスプレイ、ボディはD71と共通する。
テレビ関連機能を持たないdynabook D61とdynabook D41では、「D61/NB」(ボディカラーがプレシャスブラック)「D61/NW」(ボディカラーがリュクスホワイト)、「D41/NB」(ボディカラーがプレシャスブラック)「D41/NB」(ボディカラーがリュクスホワイト)が登場する。すべてのモデルでOSにWindows 8.1 Updateを導入し、標準で付属するOfficeアプリケーションを最新のMicrosoft Office Home and Business Premium プラス Office 365サービスに変更した。
D61は、21.5型で解像度1920×1080ピクセルの液晶ディスプレイにIPSパネルを採用した。テレビチューナーを搭載せず、データストレージが容量2TバイトのHDDであること以外は、CPU、システムメモリ、本体搭載のインタフェース、利用できる無線接続などはD71と共通する。D41も21.5型で解像度1920×1080ピクセルの液晶ディスプレイを搭載するがIPSパネルは内蔵しない。テレビチューナーを搭載せず、データストレージが容量1TバイトのHDDであること以外は、CPU、システムメモリ、本体搭載のインタフェース、利用できる無線接続などはdynabook REGZA D51と共通する。
dynabook/デスクトップPC店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売(税抜き) |
dynabook REGZA PC D81 | D81/NB (1色) | 21.5型液晶一体型AVPC | IPS液晶採用、色変更、OS、Office強化 | Core i7-4710MQ (2.5GHz/最大3.5GHz) | 8GB (DDR3L) | 3TバイトHDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 23万円前後 |
dynabook REGZA PC D71 | D71/NW・B (2色) | 21.5型液晶一体型AVPC | IPS液晶採用、OS、Office強化 | Core i7-4710MQ (2.5GHz/最大3.5GHz) | 8GB (DDR3L) | 3TバイトHDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 20万円台半ば |
dynabook REGZA PC D51 | D51/NW・B (2色) | 21.5型液晶一体型AVPC | IPS液晶採用、OS、Office強化 | Celeron 2950M (2.0GHz) | 4GB (DDR3L) | 2TバイトHDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 15万円前後 |
dynabook D61 | D61/NW・B (2色) | 21.5型液晶一体型PC | IPS液晶採用、OS、Office強化 | Core i7-4710MQ (2.5GHz/最大3.5GHz) | 8GB (DDR3L) | 2TバイトHDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 19万円前後 |
dynabook D41 | D41/NW・B (2色) | 21.5型液晶一体型PC | OS、Office強化 | Celeron 2950M (2.0GHz) | 4GB (DDR3L) | 1TバイトHDD | 64ビット版 Windows 8.1 Update | 14万円前後 |
dynabook/デスクトップPC店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
dynabook REGZA PC D81 | D81/NB (1色) | 21.5型ワイド (タッチパネル) | 1920×1080ピクセル | Intel HM86 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4600) | 3波対応ダブルチューナー+今スグTV / Office Home and Business Premium + Office 365(1年間) | 約8キロ |
dynabook REGZA PC D71 | D71/NW・B (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080ピクセル | Intel HM86 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4600) | 3波対応ダブルチューナー / Office Home and Business Premium + Office 365(1年間) | 約7キロ |
dynabook REGZA PC D51 | D51/NW・B (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080ピクセル | Intel HM86 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 (HD) | 地デジシングル / Office Home and Business Premium + Office 365(1年間) | 約7キロ |
dynabook D61 | D61/NW・B (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080ピクセル | Intel HM86 | BDXL対応Blu-ray Disc | CPU統合 (HD 4600) | - / Office Home and Business Premium + Office 365(1年間) | 約7キロ |
dynabook D41 | D41/NW・B (2色) | 21.5型ワイド | 1920×1080ピクセル | Intel HM86 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 (HD) | - / Office Home and Business Premium + Office 365(1年間) | 約7キロ |
関連キーワード
dynabook | dynabook REGZA PC | 東芝 | 液晶一体型PC | Windows 8.1
関連記事
Toshiba Direct Channel
Webモデルなら、高速CPUや大容量SSDなどハイスペック構成も選択可能 dynabookをカスタマイズオーダーしたいなら、Web直販サイト「東芝ダイレクト」をチェック!2014年PC秋冬モデル:低価格11.6型ノートを一新、Office Premium、地デジのリモート視聴も――東芝「dynabook」秋冬モデルの見どころ
2014年の年末商戦に向け、東芝は主力となる大画面ノートPCと液晶一体型PCの新モデルを投入。好評を得ている低価格なタッチ対応11.6型ノートも一新した。いずれもOffice Premiumを搭載し、地デジのリモート視聴機能にも対応する。2014年PC秋冬モデル:東芝“最安”タッチ付き11.6型ノートが薄型軽量化――「dynabook N51」
東芝の「dynabook N51」は、エントリークラスのタッチパネル付き11.6型ノートPC。従来より薄型軽量化を果たし、Office Premiumも搭載する。2014年PC秋冬モデル:4Kハイエンドモデルなど基本スペックを強化した15.6型ノートPC――「dynabook T95/T85/T75/T65/T55」
東芝が2014年PC秋冬モデルとして投入した15.6型ノートPCのラインアップは、CPUやストレージを強化したほか、新しいライセンス形態のOfficeを採用したのがトピックだ。2014年PC/タブレット夏モデル:東芝が「dynabook」夏の追加モデルを発表――10.1型/8型タブから13.3型モバイル、変形ノートまで8機種
東芝がdynabookシリーズの2014年夏モデルを大幅拡充。32ビット版Windows 8.1 with Bingを搭載した新シリーズの10.1型/8型タブレット、11.6型/13.3型/14型クラムシェルノート、そして15.6型コンバーチブルPCなど、計8機種を6月20日より順次発売する。2014年PC夏モデル:薄くて頑丈ボディがそのままでCPUと解像度を強化──「dynabook R73/N51」
スリムコンパクトとネットノートの最新モデルは、従来モデルの仕様を継承しつつ、CPUなどの基本性能を強化した。2014年タブレット夏モデル:東芝がWindows 8.1 with Bing搭載の10.1型/8型タブレット投入――「dynabook Tab S50/S38」
東芝のWindowsタブレットに10.1型の「dynabook Tab S50」が登場。従来より薄型軽量化した8型の「dynabook Tab S38」も合わせて、2ラインアップ構成となった。OSは32ビット版の「Windows 8.1 with Bing」を採用する。2014年PC夏モデル:2560×1440ピクセル対応の13.3型プレミアムノートがCPUを強化――「dynabook KIRA V83/V63」
超高解像度パネルを採用する東芝の13.3型プレミアムノートPC「dynabook KIRA」はCPU性能を強化した。こんなPC、見たことない:北欧デザインと東芝の技術が融合――7スタイルPC「dynabook KIRA L93」を速攻チェック
2つの変形機構を盛り込むことで、合計7つものスタイルチェンジに対応する新感覚のモバイルPC「dynabook KIRA L93」。その個性豊かな7スタイルを見ていこう。2014年PC夏モデル:東芝、キーボード着脱&360度回転ヒンジの“7スタイル”PC――「dynabook KIRA L93」
「dynabook KIRA L93」はキーボード着脱機構と360度回転ヒンジ機構を組み合わせることで、合計7つものスタイルチェンジに対応した新設計のノートPCだ(7スタイルの写真と解説付き)。2014年PC夏モデル:東芝、CPUスペックなどを引き上げた「dynabook KIRA L93」Webオリジナルモデルを発売
東芝は、同社製最新ノートPC「dynabook KIRA L93」のバリエーションモデルとなるWebオリジナルモデル「dynabook KIRA L93/W9M」を発表した。2014年PC夏モデル:4コアCore i7+Radeon R9の17.3型ノートなど――東芝ダイレクトWeb直販モデル
東芝は2014年PC夏モデルの発表に合わせ、直販サイト「東芝ダイレクト」で取り扱うWebオリジナルモデルの受注も開始した。2014年PC夏モデル:タッチ対応モデルを加えた液晶一体型PC――「dynabook REGZA PC D81/D71」「dynabook D61/D51」
21.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載する液晶一体型PC「dynabook REGZA PC D81/D71」「dynabook D61/D51」は、CPUを強化しつつ、上位モデルにタッチ対応モデルを追加した。2014年PC夏モデル:薄型スリムボディに“Haswell Refresh”を搭載した15.6型ノート――「dynabook T75/T55」
東芝は15.6型スタンダードノートPC「dynabook T75」「dynabook T55」を発表した。いずれもCPUにHaswell Refreshの低電圧版を採用し、薄型ボディに生まれ変わった。最新PC速攻レビュー:「dynabook Satellite T954/98L」――世界初“4K”ノートPCの実力は?(ベンチマークテスト編)
他社に先駆けて“4K”ディスプレイ搭載ノートPCが東芝から登場。今回はさまざまなテストを行い、ハイパフォーマンスPCとしての実力を明らかにする。最新PC速攻レビュー:「dynabook Satellite T954/98L」――世界初“4K”ノートPCの実力は?(使い勝手編)
東芝がいち早く投入した4Kディスプレイ搭載ノートPCは買いなのか? Officeの有無が選べるWebオリジナルモデルをじっくり試してみた。4K REGZA譲りの高画質化技術も:ついに出た“4K”ノートPC――「dynabook T954」の世界初ディスプレイを検証する
いち早く4Kディスプレイを搭載した東芝の「dynabook T954/89L」。気になる超高精細ディスプレイの表示品質を測色器と目視でじっくりチェックした。2014年PC春モデル:東芝、世界初の4Kディスプレイ搭載ノートPC「dynabook T954」
「dynabook T954」は3840×2160ピクセル(4K)の15.6型ワイド液晶を搭載したノートPC。約282ppiの高画素密度を誇り、さまざまな高画質化技術も盛り込まれている。2014年PC春モデル:スタンダードモデルもフルHD+11ac化を推進、8型タブから23型AIOまで――東芝「dynabook」新モデル
東芝dynabookシリーズの2014年春モデルが登場。XP乗り換え+消費増税対策を含む新生活導入を想定した8シリーズ全24モデルの新機種に加え、8型タブレット、高精細液晶搭載モバイルなどを用意する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.