“銀のAndroid”と“黒のWindows”――どちらも選べる「YOGA Tablet 2-10」を使い比べてみた:10.1型「ヨガタブ2」徹底検証(前編)(2/4 ページ)
同じボディデザインで複数のOSを用意しているようなタブレットは数少ないが、「YOGA Tablet 2-10」ならばAndroidもWindowsも選択できる。さて、どちらを選ぶ?
ホールド、スタンド、チルト、そしてハング――4モードで自由に使える
YOGA Tablet 2ではスタンド機構も進化した。スタンドのチルト角度は水平に近い約165度まで開くようになり、従来からある「ホールド」「スタンド」「チルト」の3モードに加えて、スタンドに設けられた「穴」をフックなどに引っ掛けて吊下げる「ハング」モードにも対応している。
独自のボディデザインで利用シーンに応じた4つのモードが選択できるのは、YOGA Tablet 2最大の魅力だ。
「ホールド」モード
「ホールド」モードはスタンドを閉じ、縦位置で手に持って使う状態だ。タブレットとしては基本的なスタイルで、Webブラウズや電子書籍の閲覧などに適している。シリンダーフォルムの丸みにより、片手で握りやすい。液晶ディスプレイのフレームも十分な幅があるため、指をしっかり添えてホールドできる。
「スタンド」モード
「スタンド」モードはその名の通り、内蔵スタンドを開いてフォトフレームのように立てた状態だ。映像コンテンツの視聴やカジュアルなタッチ操作に向く。先代よりシリンダーの径は少し小さくなったが、安定感は維持している。金属製スタンドは強度がしっかりしており、タッチ操作で普通に触れた程度では後ろに倒れたりしない。画面のチルト角度も柔軟に調整できる。
「チルド」モード
「チルド」モードはスタンドを立てて、画面が手前、シリンダー部が奥になるように傾斜を付けて寝かせた状態だ。両手でソフトウェアキーボードを用いて、まとまった文章を入力する場合や、画面を寝かせてゲームアプリをプレイする場合に役立つ。10.1型と画面が大きいだけに、文字入力はしやすい。ちなみに、WindowsモデルはBluetoothキーボードカバーが付属するため、Androidモデルより文章入力に適している(詳しくは後述)。
「ハング」モード
「ハング」モードでは、壁掛けで利用できる。スタンドの穴を引っ掛けるフックさえあれば、どこにでも吊下げられるので、テーブルなどの設置スペースがない場所で両手をフリーにして使いたい場合、あるいはデジタルサイネージ的な利用も考えられる。重量は約619~629グラムと軽いので、タブレットの重さで引っ掛けたフックが折れてしまうようなことはほとんどなさそうだが、転落による破損には注意が必要だ。
こうした4つのモードは、AndroidモデルもWindowsモデルも変わらない。
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