東芝、重さ1グラム以下の256GバイトSSDを参考展示:2015 CES
東芝セミコンダクター&ストレージは、世界初のPCIe Single Package SSDをInternational CES 2015で参考展示した。3Tバイト容量の2.5型HDDや2.5インチハイブリッドHDDも公開。
東芝セミコンダクター&ストレージは、米国ラスベガスで開催中のInternational CES 2015において、世界初となるSingle Package SSD「BG」シリーズを披露した。
BGシリーズは、16ミリ(幅)× 20(奥行き)×1.65(厚さ)ミリのBGAパッケージで最大256Gバイトの容量を実現したPCI Express接続のSSD。コマンドインタフェースにはSSDに最適化されたNVM Expressを採用する。一般的なSSDで採用されている2.5インチタイプに比べて実装面積を約95%削減、また重量も1グラム以下と非常に軽いのが特徴だ。
また、2.5インチHDDで業界最大容量となる3TバイトHDD「MQ03ABB300」も発表、5月よりサンプル出荷を開始する。同製品は1枚750Gバイト容量の4プラッタで構成される2.5インチHDD(高さ15ミリ)。同シリーズの2Tバイトモデル「MQ01ABB200」に比べて容量が50%増加したほか、キャッシュ容量も16MiBに倍増している。回転数は5400rpm。平均回転待ち時間は5.56ms。
このほか、2.5インチハイブリッドHDD(SSHD)として、容量1Tバイト/9.5ミリ厚の「MQ02ABD100H」と、容量500Gバイト/7ミリ厚の「MQ02ABF050H」を2月よりサンプル出荷する。キャッシュメモリには19ナノメートル第2世代プロセスのMLC型NANDフラッシュメモリ(8Gバイト)を採用。いずれもインタフェースはSATA 3.0だ。
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