レビュー
「新しいMacBook」の気になる性能を確かめてみた:Core Mの実力をAir/Pro最新モデルと比較(2/2 ページ)
アップル初のファンレスモデル「新しいMacBook」。これはTDPの低い「Core M」を採用したことで実現している。はたして性能は……。
SSDの性能はMacBook Airを上回る
続いてDisk Speed Testの結果。リード性能を見るといずれもSerial ATAの帯域を超える数値を出しており、PCI Express接続の優位性が分かる結果だ。また、MacBookはリードが776.1Mバイト/秒、ライトが467.5Mバイト/秒と、いずれもMacBook Airを上回っている。注目はMacBook Proで、リードが1315.9Mバイト/秒と、軽く1Gバイト/秒を突破した。MacBook ProはPCI Express x4接続の高速SSDを採用していることが見て取れる。もっとも、採用ベンダーや容量によってSSDのパフォーマンスが異なるので参考程度に見てほしい。
まだ細かい評価はしていないものの、少し触った感覚ではCore Mだから重いということはなく、意外とサクサク動くなぁという印象。標準で8Gバイトのメモリと高速なSSDを搭載しているため、普段使いの用途で性能に不満を感じることはなさそうだ。
Windows環境下での性能については、続く詳細レビューで触れよう。
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