Mini-ITXも登場！ ASRock、まっとうな「Z170」チップセット搭載ハイエンドマザーボード公開：COMPUTEX TAIPEI 2015

PCケースのフロントパネルでType-CとType-AのUSB3.1が

　ASRockは、6月3日にCOMPUTEX TAIPEI 2015の南港展示場で関係者向けの製品説明会を行い、“Intel 100シリーズ”チップセットを搭載する未発表マザーボードを公開した。

　Intel 100シリーズチップセット搭載マザーボードとして公開したのは、ゲーミングマザーボードラインアップ「FATAL1TY Z170 GAMING K6」「FATAL1TY Z170 GAMING K6」「FATAL1TY Z170 GAMING K4」「FATAL1TY Z170 GAMING-ITX/AC」と“EXTREME”シリーズの「Z170 EXTREME7」「Z170 EXTREME6」「Z170 EXTREME4」だ。

　ゲーミングマザーボードの最上位モデルになるFATAL1TY Z170 GAMING K6は、“第6世代”Coreシリーズに対応する。CPUソケットには「LGA1151」の刻印が確認できた（ただし、ピン配置などは非公開）。4基搭載したメモリスロットはDDR4に対応し、拡張スロットは3基のPCI Express 3.0 x16対応と3基のPCI Express 3.0 x1で構成する。また、インタフェースとして、Ultra M.2と10基のUSB 3.0、2セットのSATA Expressを備える。USB 3.1対応インタフェースとしてType-CのほかにType-Aも用意した。

　FATAL1TY Z170 GAMING-ITX/ACは、ゲーミングマザーボードながらMini-ITXフォームファクタに準拠したモデルだ。DDR4対応メモリスロットを2基搭載し、拡張スロットはPCI Express 3.0 x16対応とMini PCI Expressを用意する。インタフェースはUltra M.2と6基のSerial ATA 6Gbps、1セットのSATA Expressを備えるほか、USB 3.1では、ATXフォームファクタモデルと同様にType-CとType-Aを搭載する。

　Z170 EXTREME7は、多機能信頼性拡張性とともにデザインを重視した。ヒートシンクのデザインは黒地にゴールドのラインをあしらい、バックパネルをフードで囲み、サウンド関連チップのエリアをパネルでカバーしてノイズの影響を軽減している。拡張性では、FATAL1TYシリーズと同じく、USB 3.1対応Type-CとType-Aを備えるほか、Ultra M.2ではFATAL1TYシリーズより多い3基を搭載する。PCI Express 3.0 x16対応スロットでもFATAL1TYシリーズより多い4基を備え、グラフィックスカード4枚によるマルチGPU構築が可能だ。

　ASRockは、Intel 100シリーズチップセット搭載モデルでUSB 3.1インタフェースをPCケースのオープンベイに設置できるユニットが標準で付属することも明らかにしている。マザーボードのSATA Expressインタフェースに接続するこのユニットにも、Type-CコネクタとType-Aコネクタを用意する。なお、現時点ではオプションとして単体販売を予定していないが、Intel 9シリーズチップセット搭載マザーボードでも利用できるとのことで、将来的には単体販売も検討したいとのことだ。