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ブラザー、“コスパ”に注力したインクジェット複合機「PRIVIO」新モデルインク交換1回で印刷可能な枚数も公開

ブラザーのインクジェットプリンタ「PRIVIO」シリーズがモデルチェンジ。これまで非公表だった1回のインク交換で印刷可能な枚数も公開した。

8機種のラインアップはBASICモデルを主に強化

 ブラザー販売は8月31日、インクジェットプリンタ「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新モデル計8製品を発表、9月下旬より順次販売を開始する。価格はオープン。

 今回の新ラインアップでは、家庭からビジネスまで幅広い用途に向けた6機種(カラーバリエーションを含めて計8モデル)を用意。基本機能を重視したA4印刷に対応する「BASIC(ベーシック)」シリーズは4機種5モデルの「DCP-J963N-W/B」「DCP-J762N」「DCP-J562N」「MFC-J880N」、A3印刷に対応する上位「NEO(ネオ)」シリーズは2機種3モデルの「DCP-J4225N-W/B」「MFC-J4725N」をエントリーした。

 BASICシリーズは、ボディの小型化を実現。DCP-J963N-Wは従来機(DCP-J957N)と比較して、体積で15%、設置面積で11%削減した。本体サイズは400(幅)×241(奥行き)×172(高さ)ミリ、重量は約8.6キロだ。また、BASICシリーズは先代機のNEOシリーズで採用した新インクを採用し、黒および暗部の色再現性を高め、写真印刷の高画質化を図っている。

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「DCP-J963N-B」(写真=左)、「DCP-J762N」(写真=右)
「DCP-J562N」(写真=左)、「MFC-J880N」(写真=右)
「DCP-J4225N-B」(写真=左)、「MFC-J4725N」(写真=右)

 今回発表された新モデルの概要は以下の通りだ。

「BASIC」シリーズのラインアップ

  • DCP-J963N-W/B

 印刷速度はカラー10枚/分、モノクロ12枚/分、主な搭載機能は有線/無線LAN、自動両面プリント、レーベルプリント、ADF、Wi-Fi Direct、NFC。ボディカラーはホワイトとブラックの2色を用意する。発売日は2015年9月下旬、実売価格は2万円前後の見込みだ(以下、本体価格はいずれも税込)。

  • DCP-J762N

 印刷速度はカラー10枚/分、モノクロ12枚/分、主な搭載機能は無線LAN、自動両面プリント、レーベルプリント、Wi-Fi Direct。ボディカラーはホワイトのみ。発売日は2015年10月下旬、実売価格は1万7000円前後の見込みだ。

  • DCP-J562N

 印刷速度はカラー6枚/分、モノクロ12枚/分、主な搭載機能は無線LAN、自動両面プリント、Wi-Fi Direct。ボディカラーはホワイトのみ。発売日は2015年10月下旬、実売価格は1万5000円前後の見込みだ。

  • MFC-J880N

 印刷速度はカラー10枚/分、モノクロ12枚/分、主な搭載機能はFAX、有線/無線LAN、自動両面プリント、レーベルプリント、ADF、Wi-Fi Direct。ボディカラーはブラックのみ。発売日は2015年9月下旬、実売価格は2万5000円前後の見込みだ。

「NEO」シリーズのラインアップ

  • DCP-J4225N-W/B

 印刷速度はカラー18枚/分、モノクロ20枚/分、主な搭載機能は最大A3プリント、無線LAN、自動両面プリント、ADF、多目的トレイ、Wi-Fi Direct。ボディカラーはホワイトとブラックの2色を用意する。発売日は2015年9月下旬、実売価格は2万5000円前後の見込みだ。

  • MFC-J4725N

 印刷速度はカラー18枚/分、モノクロ20枚/分、主な搭載機能は最大A3プリント、FAX、有線/無線LAN、自動両面プリント、ADF、多目的トレイ、Wi-Fi Direct、NFC。ボディカラーはブラックのみ。発売日は2015年9月下旬、実売価格は3万円前後の見込みだ

インク交換1回で印刷可能な枚数も公開、コストパフォーマンスに自信

 同社は、従来製品では公表していなかった「インク交換1回で印刷可能な枚数」も合わせて発表した。A4カラー文書はBASICシリーズがカラーインク499枚/ブラックインク375枚、NEOシリーズがカラーインク1200枚/ブラックインク1048枚、L判写真はBASICシリーズがカラーインク199枚、NEOシリーズがカラーインク400枚となる。

 プリント1枚あたりのインクコストは、A4カラー文書でBASICシリーズが約8.1枚/円(以下、インクコストはいずれも税別)、NEOシリーズが約7.1枚/円、L判写真でBASICシリーズが約17.9円、NEOシリーズが約18.8円だ。

 今回のモデルではスマートフォンと連携した印刷機能を強化しているのも特徴。年賀状アプリ「Brother 年賀状プリント」は、他社製はがき作成ソフトから住所録をContact-XMLファイルで書き出し、スマホにメールで添付して送信することで、住所録のインポートが可能になった。本体と同一ネットワーク上にあるスマホから、受信したFAXをプレビューしたり、インク残量や製品情報をチェックできる機能も搭載している。

 また、自社のスマホアプリ「Brother iPrint&Scan」に加えて、パペルック提供の写真コラージュアプリ「パペルック」、LINE提供のカメラアプリ「aillis」、日本郵便提供の年賀状作成アプリ「はがきデザインキット2016」からの印刷にも対応した。

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