ニュース

日本の開発部隊が25年間情熱を注いだ“ThinkPad”の話をしよう――レノボ・ジャパン事業戦略説明会会場には懐かしすぎるモデルがズラリ(2/2 ページ)

2015年で創立10周年を迎えたレノボ・ジャパンが事業説明会を開催。事業戦略として掲げる「DREAM構想」とは?

前のページへ |       

2020年に向けて取り組むべき課題

 続いて代表取締役社長の留目真伸氏が登壇し、レノボ・ジャパンの中長期戦略について説明した。レノボの世界PCシェアは20.6%を獲得し、国内に限ってはPCシェア29%となっている。日本アイ・ビー・エムからPC事業を引き継いだ2005年から、売上高は4倍に上昇した。


ワールドワイドでのPCシェア

国内でのPCシェア

 留目氏は個人・法人市場での課題として、ICTを活用したデジタルライフ、デジタルワークがまだまだ浸透していないと指摘する。NECレノボ・ジャパングループは「日本のIT活用力を世界最高レベルにすること」を使命とし、真のデジタルライフ、デジタルワークを実現する「DREAM構想」を2020年までに実現するという。


個人ユーザーで写真やビデオをオンラインストレージに保存しているのは全体の3%にとどまる。法人でも、クラウドサービスを利用している割合は米国に比べ低い水準だ

DREAMはDigital Revolution for Empowering All Mankindの頭文字を取ったもの

 さらに、留目氏は他業界やスタートアップ、生活者を巻き込みながらICT業界の発想を超えた新しいモノ・コト創りに取り組んでいく「共創プラットフォーム」を構築し、未来型企業への変革を目指すという。

advertisement

 これまでに行われた共創プロジェクト事例として、由比ヶ浜に海の家を展開したレノボ・ハウスや、渋谷でのハロウィンイベントなどが挙げられた。これらは一見すると通常のプロモーション活動に見えるが、地方創生や店舗のデジタル化推進など、地域活性化、未来都市化を促進する取り組みとして、今回挙げられた「共創」を担う一環となっているという。

AMP 非対応のコンテンツです。こちらからご覧ください。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.