レノボが「ThinkPad」で14型にこだわる理由とは?――Thinkシリーズ新製品発表会
レノボ・ジャパンは、1月19日に「ThinkPad」シリーズをはじめとする新製品を発表。同日に都内で新製品発表会を開催した。
レノボ・ジャパンは1月19日、「ThinkPad」シリーズや「ThinkCentre」シリーズなど、計13機種に及ぶ新製品を発表した。
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12~14型はモバイルビジネスの屋台骨を支える重要な製品
レノボがモバイル製品と位置付ける14型以下のモデルは、現行モデルと今回発表した新製品を含めて「Helix」「X260」「Yoga 260」「T460s」「X1 Carbon」の5つの製品に集約される。「これらはレノボのモバイルビジネスにおいて重要な製品群である」と、同社コマーシャル製品事業部Think製品プラットフォームグループ部長の大谷光義氏は同日に開催した製品発表会で語った。
「12型もしくは13型の画面サイズが市場の主流となっているが、ユーザーからはもう少し大きな画面サイズを使いたいという声や、OSがWindows 10に移行する中でタッチパネルやペンを利用したいといったモバイル製品への要望が多様化傾向にある。ただし、企業向け製品においてはユーザーの要望だけでは成立せず、セキュリティや管理の容易さ、そして予算のバランスなど、管理者の声も反映される製品でなければならない。今回発表した製品群はユーザー、管理者どちらにも受け入れやすいバランスが取れた製品に仕上がっている」(大谷氏)
同社が示した国内におけるThinkPadの出荷データによれば、薄型の14型モデル(X1 Carbon)が全体の約10%を占めており、12型モデルを含めると全体の半分が14型以下の製品となる。大谷氏は「今回発表した14型モデルのT460sを中心に、今後もユーザーの要望に合わせて14型ノートPCの市場を開拓していきたい」とコメントしている。
なお、海外で発表済みの「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X1 Yoga」「ThinkPad X1 Tablet」については、国内での発売が少し先になるとの理由で今回の発表はなかった。
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