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パナソニック、またもノートPC用バッテリーに発火の恐れ 交換対象を拡大
既に20万個以上のバッテリーを不具合による交換対象としているパナソニック。新たに1万7613個のバッテリーで発火の恐れがあることが判明した。
パナソニックは1月28日、ノートPCの一部機種およびオプションのバッテリーパックに不具合があり、発火に至る可能性があると発表した。対象機種のバッテリーパックは無償交換を行う。
同社は2014年5月28日および同年11月13日に同様のバッテリーパック不具合を発表。対象バッテリーパック20万8976個に対して、交換、回収を行ってきた。対象品からの発火事故は同年3月末までに20件発生している。今回新たに交換対象のバッテリーが追加された形だ。
対象となるのは、2011年7月~2012年4月に製造された同社製ノートPC「Let'snote」(CF-S9、CF-S10、CF-N8、CF-N9、CF-N10、CF-F9、CF-F10、CF-J10)の一部機種に付属するバッテリーパック、およびオプション・サービス用(上記8シリーズに加えてCF-S8、CF-J9を含む)に販売したバッテリーパック。
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交換対象のバッテリーは1万7613個だ。交換対象かどうかは、同社専用Webサイトにて、バッテリーパックの品番とロット番号を参照することで確認できる。また、同社ではフリーダイヤルでの問い合わせ窓口も設けている。
なお、1月28日にはパナソニック製バッテリーパックを搭載した東芝製ノートPCも、同様の不具合を発表し、バッテリーパックの交換プログラムを開始している。
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2011年6月~2015年3月に製造された150機種もの東芝製ノートPC、計9万5811個のバッテリーパックが交換対象となる。対象バッテリーパックは20万個以上に:パナソニック、Let'snoteシリーズ用バッテリーパックの交換対象を拡大
5月の発表から製造期間と対象モデルを拡大。S10/N10のほかに、SX1/SX2/SX3、NX1/NX2/NX3のバッテリーパックもチェックする必要がある。
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