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エントリー向けNASキット4製品を徹底比較 組立・セットアップ編2017年春はこれを買う!(1)(4/5 ページ)

各社が発売している2ベイのNASキット4製品を用意し、セットアップから実際の使い勝手に至るまで、スペック表だけでは分からない違いを徹底比較。第1回は「組み立て」および「セットアップ」のポイントをチェックする。

Synology「DS216j」のセットアップ方法

 Webブラウザを開き、「find.synology.com」と入力すると画面上にNASが表示される。画面の案内に従ってソフトウェアのダウンロードとインストール、設定を行う。PC側にソフトウェアをインストールしなくともWebブラウザ上でNASが見つけられるのは手間いらずで便利。所要時間もほんの数分ほどで、PCに張り付いてセットアップしなくてはいけない時間も少ない。5点満点で5点。


ブラウザを開き「find.synology.com」と入力すると画面上にNASが表示される。「設定」をクリック

NASのOSである「DiskStation Manager」をインストールするか尋ねられるので「今すぐインストール」をクリック

DiskStation Managerのダウンロードとインストールが自動実行される

インストールが完了するとアカウント作成画面が表示されるので、サーバ名、ユーザー名、パスワードを入力して「次へ」をクリック

アカウントの作成が完了した。「次へ」をクリック

アップデートをどのタイミングで行うかを設定し、「次へ」をクリック

外部からNASにアクセスするための「Quick Connect」を設定する。外部からアクセスしないのであればスキップしても構わない。またあとから設定することもできる

「Quick Connect」の設定が完了した。必要に応じてショートカットをデスクトップ上にドラッグしておく

推奨パッケージのインストールを行う。インストールによって既定の共有フォルダが作られるので、使う可能性があるパッケージはここでインストールしておこう

設定完了。「移動」をクリックする

NASのホーム画面が表示された。推奨パッケージをインストールしていれば、この時点でNAS内に作成された共有フォルダに、PCからデータを書き込めるようになっているはずだ

QNAP「TS-231P」のセットアップ方法

 同社Webサイトにアクセスし、ユーティリティーソフト「Qfinder Pro」をダウンロードしてPCにインストール。起動してスキャンすると対象のNASが表示されるので、画面の案内に従っていくだけで、ソフトウェアのダウンロードからインストール、設定まで全ての作業が完了する。所要時間は15分程度。手順はSynologyに酷似しているが、ユーティリティーのダウンロードとインストールが必要な分だけ手間が掛かる。またSynologyやASUSTORでは自動設定される項目を1つずつ確認していくため、画面遷移の数はやや多め。5点満点で3点。


まずはQNAPのサイトにアクセスし、「Qfinder Pro」をダウンロードする

ダウンロードが完了したらセットアップを実行する

セットアップが完了して起動すると、画面上に本製品が表示されるのでダブルクリックする

スマートインストールガイドが起動する。「はい」をクリック

ファームウェアのインストールが開始されるのでしばらく待つ

ここからは「スマートインストール開始ガイド」の画面。ブラウザ上に表示されるので指示に従って進める

まずはNASの名前と管理者パスワードを入力して「次へ」をクリック。ちなみに管理者名は「admin」で固定されている

タイムゾーン関連を設定して「次へ」をクリック

IPアドレスの設定。そのまま「次へ」をクリック

プロトコルおよび必要なアプリを選択して「次へ」をクリック

ディスク構成の選択。今回は冗長性のあるボリュームを作成したいので「静的ボリューム」を選んだのち、画面を下にスクロールしてRAIDタイプを「RAID 1」に設定し、次へと進む

名前とパスワード、日付など必要な情報がまとめられている。問題なければ「適用」をクリック

RAID 1を構成してよいか尋ねられるので「確認」をクリック

設定が適用されるので完了までしばらく待つ

設定の適用が完了するとホーム画面が表示される。「ログイン」をクリックしてログインする

NASのホーム画面が表示された。推奨パッケージをインストールしていれば、この時点でNAS内に作成された共有フォルダに、PCからデータを書き込めるようになっているはずだ

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