レビュー
エントリー向けNASキット4製品を徹底比較 読み書き速度・駆動音・バックアップ設定編:2017年春はこれを買う!(2)(2/6 ページ)
各社から発売されている2ベイのNASキット4製品を用意し、セットアップから実際の使い勝手に至るまで、スペック表だけでは分からない違いを徹底比較。第2回は「読み書き速度」「駆動音」「バックアップ設定」の3つのポイントをチェックする。
ASUSTOR「AS3102T」の読み書き速度
シーケンシャルアクセス時の読み書き速度は他製品と同等で、同時アクセス時もそれほど強みはない。特筆すべきはランダムアクセス時の読み書きの速度で、他製品の10倍近い速度をたたき出すことも。プロセッサにCeleron採用、メモリ2GBというハードウェアスペックの高さが影響していると考えられる。5点満点で5点。
アイ・オー・データ機器「HDL2-AA0/E」の読み書き速度
読み出し速度こそ他製品と同等だが、シーケンシャルアクセス時の書き込み速度が4製品の中で唯一100MB/秒を切っている。同時アクセス時はランダムアクセス時(4行目)がやや高いことを除けば全体的に低く、見るべき点は少ない。読み出しに比べて書き込みが高速なのが救いだ。5点満点で3点。
読み書き速度の総評
各製品を採点すると、5点満点で3~5点に分布するが、全ての製品が通常時は100MB/秒前後で読み書きが行えており、どの製品も致命的に使えないわけではない。明らかにほかと違う傾向を示しているのがASUSTORのAS3102Tで、ランダムアクセスに強みを持つことから、小さいサイズのファイルを大量に保存して頻繁に書き換えを行う使い方で威力を発揮しそうだ。
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