連載
初めて触ったWindows 95は「クリックする」だけでも楽しかった
初めて触れたWindowsパソコン。文字や画像をクリックしていただけでワクワクしていた頃のこと。
ライター:斎藤充博
インターネットが大好きで、ウェブ記事を書くことがどうしてもやめられない指圧師です。「下北沢ふしぎ指圧」を運営中。
連載:コンピュータ・メモリーズ
1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきたガジェットの超個人的な思い出をマンガで振り返ります。
1995年に発売されたWindows 95。一般家庭にパソコンが普及しだすきっかけとなるOSでした。そのときに僕は中学生で、友達の家で初めてWindowsに触れたのでした。
それまでにCUI(Character User Interface:文字入力でパソコンに命令する仕組み)OSのパソコンに触れたことはあったのですが、GUI(Graphical User Interface:画像をクリックしてパソコンに命令する仕組み)を使ったのはこのときが初めて。「パソコンというよりもゲームみたいだな」なんて思いましたね。スタートメニューから次々と命令を選んでゆくところは「ドラゴンクエスト」のコマンド選択と似ています。
このときはただ文字や画像をクリックしていただけでとてもワクワクしていました。画面からなんらかのリアクションが返ってくる。それだけですごく楽しかったのです。あのときは「これで仕事になればいいな」なんて思っていたのですが、大人になってパソコン作業が仕事になると全然楽しくないですね……。
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