スマートスピーカーやネット家電も攻撃対象に? 2017年版「最もハッキングされやすいギフト」 McAfee調べ
マカフィーは、ホリデーシーズンの人気商品に潜むセキュリティリスクを特定する「最もハッキングされやすいギフト」の調査結果を発表した。
米McAfeeは、ホリデーシーズンの人気商品に潜むセキュリティリスクを特定する「最もハッキングされやすいギフト」の調査結果を発表した。
これは、アメリカ在住の一般消費者1206人(18歳~55歳)を対象とした意識調査をもとに、同社がインターネット接続可能か、安全でない方法で情報を送信しているか、サイバー攻撃者にとって価値ある情報を入手できるか、ハッキング集団がそのデバイスの研究を行っているか、そのデバイスを狙ってインターネット上を徘徊(はいかい)するエクスプロイドが存在するか、といった基準でハッキングのリスクをランキングにしたものだ。
最もリスクのある製品として選出されたのはノートPCやタブレット、スマートフォンなどのデバイスだ。これに続きドローンや、スマートスピーカーなどのいわゆるクラウドベースのアシスタント、ネット接続に対応するスマート玩具、ネットワーク家電がランクインした。
多くの消費者はノートPCやタブレット、スマートフォンにセキュリティが必要だと認識している(69%)ものの、子供用のスマート玩具に関しては22%にとどまった。ほか、ドローンでは29%、クラウドベースのアシスタントでは56%の回答者がセキュリティの必要性を感じているとしている。
同社では対策として、不正なURLはクリックする前に確認するといった基本的な手段の他、ドローンやスマート玩具などについてもソフトウェアアップデートを欠かさないこと、怪しい公共Wi-Fiスポットの利用に注意を払うことなどを挙げている。
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