オンキヨーのスマートスピーカー「G3」と「Google Home」を比較して分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はオンキヨーのGoogleアシスタント対応スピーカー「G3」を試す。
「Googleアシスタント」に対応したスマートスピーカーは、「Google Home」だけではない。今回はオンキヨーの「SMART SPEAKER G3(VC-GX30)」(以下G3)について、メーカーから借用した機材をもとにインプレッションをお届けする。前回のソニー「LF-S50G」は一長一短といったところだったが、今回のG3はどうだろうか。
伝統的なスピーカーの形状に近いスクエアボディー
ボディーはGoogle Homeやソニーとは異なる、伝統的なスクエア形状。白いボディーカラーからは想像がつきにくいが、木製の筐体ということでずしりと重い。約1.8kgあり、設置時の安定性もピカイチだ。
G3の特徴として、天板の物理ボタンが挙げられる。再生および一時停止、次の曲、前の曲への移動といった主要な操作が、きちんと押した感触のある物理ボタンで行えるのは便利だ。物理ボタンといっても、表面にシートが貼られているので、水滴やホコリなどが侵入する可能性は低そうだ。
ちなみに天板のボタンを使って音量を調整した場合、本体の正面上部にあるLEDの点灯状態で、現在の音量を見分けられる。ソニーのように数値で表示されるわけではなく、LEDの数および明るさで見分ける仕組みだ。
セットアップ時も本体で音量調整が可能
セットアップの手順は、他のGoogleアシスタント対応スマートスピーカーと違いはない。スマートフォンにGoogle Homeアプリをインストールした状態で本体の電源を入れると、アプリが本体を認識するので、後は手順に従うだけだ。
ちなみに、他のGoogle Homeファミリー製品と同様、電源投入の直後に流れるGoogleアシスタントの音声が、隣室に響き渡りかねないほどの大音量なのだが、G3は天板に音量調整ボタンを備えるため、Googleアシスタント以外の音声については、素早く下げられる。音量を直感的に調整できるのは、G3ならではの利点だろう。
利用の前に、ユーザー補助機能にある応答音をオンにしておくと、呼び掛けた際に音が鳴るので分かりやすくなる。ちなみにこの設定はデバイスごとに必要なので、Googleアシスタント対応スピーカーが2台目以上の場合もあらためて設定する
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.