富士通のPC新モデル AIパーソナルアシスタント「ふくまろ」登場
富士通が液晶一体型PCの新モデルを発表。
富士通は12月26日、PC新製品として液晶一体型「FH」シリーズの新モデルを発表した。ラインアップは27型(1920×1080ピクセル)「FH90/B3」と、23.8型(1920×1080ピクセル)「FH52/B3」の2モデル。
FH90/B3は27型狭額縁ディスプレイにハイレゾ対応大型スピーカー(4W+4W+10W)を搭載したプレミアムモデルで、地上/BS/110°CSチューナーを2基内蔵。Core i7-7700HQ(2.8GHz/最大3.8GHz)と8GBメモリ、3TB HDD、Blu-ray Discドライブを備える。実売予想価格は24万円前後だ。
一方、4辺フレームレスの23.8型液晶ディスプレイを搭載するFH52/B3は、幅約558mm、奥行き約167mmの省スペース設計が特徴。CPUはCeleron 3865U(1.8GHz)で4GBメモリと1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブという構成だ。実売予想価格は16万円強。なお、いずれのモデルも新設計のキーボードとマウスを付属。キートップを押し込んだ感覚と同時に入力できるチューニングが施されている。
この他、直販専売のカスタムメイドモデルでは、A4ノートの「AH」シリーズ(WAA/B3)、デスクトップの「FH」シリーズ(WF2/B3)、防塵・防水タブレットの「arrows Tab QH」シリーズ(WQ2/C1)が登場している。最新カスタムメイドモデルは、3年保証のアップグレードが無料。
今回の発表で目を引くのが、富士通独自の音声パーソナルアシスタント「ふくまろ」だ。PCにインストールされたふくまろに話しかけると、天気の情報や日常会話、PC内のメディアファイルの呼び出しと再生などが行える。モバイルデバイスとの連携機能もあり、留守中の部屋で動きを検知するとスマートフォンにメッセージと画像を送る、といった利用も可能だ。Windowsに標準搭載されるCortanaとは異なり、DLNAで接続したレコーダー内の録画番組を再生できる。また、別売のIRコマンダー(FMVIRC1、税込7538円)を接続することにより、テレビや照明、エアコンの音声操作も可能だ。
ふくまろは、知的な存在の象徴としてフクロウ、家内安全のだるまを組み合わせたキャラクター。「おっけー、写真を写すまろ~」と語尾に「まろ」をつけて話す。現在は音声コマンドに対して情報を返す基本的な機能しか持たないが、将来的にはユーザーの状況を推測して、ユーザーに必要だと思われる情報を提示する、部屋の温度を自動的に変えるなど、インテリジェントなパーソナルアシスタントとして開発する予定という。
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