連載

これなら移動も車載もお手の物? 「Amazon Echo Dot」のマグネット式ホルダーを試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はマグネットで壁面に取り付けられるKIWI Designの「Dotケーススタンド」を試してみた。

 小型スマートスピーカー「Amazon Echo Dot」を壁面に取り付けるためのホルダーはさまざまな製品が市販されており、本連載でもこれまで幾つか紹介してきた。そんなAmazon.co.jpで販売されているEcho Dot用ホルダーの中でもひときわ仕組みが分かりにくいのが、KIWI Designの「Dotケーススタンド」だ。

 この製品、マグネットを使って固定できることが売りで、なおかつ室内だけでなく自動車に持ち込んで送風口への取り付けが可能とされているが、具体的にどんな構造なのか、製品ページだけでは仕組みがいまいち分かりにくい。今回、実際に購入してみたので、レビューをお届けする。


KIWI Designの「Dotケーススタンド」の本体に当たるシリコンカバーに、「Amazon Echo Dot」をセットした状態。カラーは今回購入したグレー以外にブラックもある

壁にマグネットを貼り、Echo Dotを吸着させる仕組み

 本製品は、Echo Dot本体を覆うシリコン製のカバーと、マグネット類一式、両面テープなどで構成される。シリコンカバーの底面には金属プレートが内蔵されており、マグネットに吸着する構造だ。そのため、付属のマグネットを壁面に粘着テープで貼り付けておけば、シリコンカバーで覆われたEcho Dotを、そこに固定できる。

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製品パッケージ。第2世代のEcho Dot専用だ

シリコンカバー(ケース)、マグネット2種類、両面テープ2枚、スマートフォンを取り付けるための円形プレート、手引き書が付属する

シリコンカバー。成型もきちんとしておりチープさは感じないが、素材故に埃を吸着しやすいのが玉にきず

この底面に金属プレートが内蔵されている(外からは見えない)

Echo Dot本体(左)との比較。ケーブルおよびAUXのジャックがある背面のみ穴が空いている

 磁力はかなり強力で、Echo Dotの重量で脱落する心配はない。そればかりか、Echo Dotの電源ケーブルをうっかり手足で引っ掛けたとしても、せいぜい横にスライドすることはあっても、脱落することはまずない。むしろそれよりも前に、ケーブルが抜けてしまうだろう。


まずは壁面にマグネットを両面テープで貼り付ける

そこにシリコンカバーで覆われたEcho Dotを吸着させる

セット完了。ケーブルが下に伸びる配置だと、音量ボタンの上下が逆向きになるので注意

 また本製品には、壁面に貼り付けるためのマグネット以外にもう一つ、車載向けに車内の送風口に差し込むためのパーツが付いたマグネットが付属している。これにより自動車に持ち込んだEcho Dotを、送風口に取り付けて使用できる。付属の手引き書では壁面取り付けのマグネットよりも、むしろこちらの方が優先的に説明されているほどだ。


車の送風口に差し込むためのパーツが付いたマグネット。十文字にスリットが入っており、送風口のプレートに挟み込ませて使用する

Echo Dotを車の送風口に取り付けて使うことができる。構造上、あまり激しい振動には強くはなさそうだ
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