液晶×電子ペーパーの2画面構成――「Yoga Book C930」日本上陸 12万円台半ばから:4モデル用意
Lenovoの電子ペーパー付き2in1モバイルPCの日本発売が決定。CPUのグレードは2種類から選択可能で、それぞれに「Wi-Fiモデル」「LTEモデル」を用意する。
レノボ・ジャパンは10月4日、液晶と電子ペーパー(E-Ink)の2画面2in1モバイルPC「Yoga Book C930」を国内で販売することを発表した。想定販売価格は12万4800円(税別)からで、同社のWeb直販サイトでは10月12日から予約販売を開始する。
Yoga Book C930は、Lenovoが「IFA 2018」に合わせて発表した新モデル。2016年に発売された「Yoga Book」のコンセプトを継承し、タッチキーボードを電子ペーパーに置き換えることで利便性を高めた。
日本では、CPUの違いとLTEモジュールの有無によって計4モデルを用意する。いずれも「アクシデント・ダメージ・プロテクション」(拡張保証)を1年分無料で付帯する。Core i5モデルについては、ペンも付属する。
各モデルの想定販売価格は以下の通り。
- Core m3-7Y30・Wi-Fiモデル:12万4800円
- Core m3-7Y30・LTEモデル:13万9800円
- Core i5-7Y54・Wi-Fiモデル:14万9800円
- Core i5-7Y54・LTEモデル:16万4800円
ストレージはCore m3モデルが128GB、Core i5モデルが256GBのSSDを搭載する。
その他のスペックは各モデルは共通。メインディスプレイはQHD(2560×1600ピクセル)の10.8型IPS液晶で、解像度が向上し、タッチ操作やペン操作にも対応した。
サブディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)の電子ペーパーで、タッチキーボードとしてだけではなく、メモ帳やリーダーとしても使える。タッチキーボードは「日本語」「米国英語」など複数の配列に対応。配色(黒基調と白基調)やタッチパッドの形状から計4種類のデザインを用意している。メモ帳に書き込んだ内容は、クリップボードを介してWindowsアプリに貼り付けることもできる。
外部ポートは、電源端子とデジタル音声入出力を兼ねるUSB 3.1 Gen 1(USB 3.0) Type-C端子を本体左右に1つずつ備える。右側の端子はアナログ音声入出力にも対応している。「Dolby Atmos」のステレオスピーカーも用意している。バッテリーの連続稼働時間はWi-Fiモデルが約11時間、LTEモデルが約10時間(いずれもメーカー公称値)となっている。
ボディーカラーはIron Gray(アイアングレー)のみ。サイズは260.4(幅)×179.4(高さ)×9.9(奥行き)mm、重量は775g(Wi-Fiモデル)または799g(LTEモデル)となっている。
関連記事
タッチキーボードが“電子ペーパー”に進化――「Yoga Book C930」登場 Coreプロセッサで処理能力も向上
Lenovoの2in1タブレットPC「Yoga Book」のコンセプトを引き継ぐ2in1 PCが登場した。先代モデルでタッチキーボードだった部分が「電子ペーパー(E Ink)」に変わり、CPUのパワーアップと相まって利便性が向上した。レノボ、「Yoga Book」を日本市場に投入 LTEモデルもあり
Lenovoが「IFA 2016」で発表した新型2in1タブレットが日本にも投入される。Android版とWindows版を用意し、モバイル通信に対応するLTEモデルも取りそろえる。タッチキーボードとスタイラスを兼ねる「Halo Keyboard」は、日本市場投入にあたり日本語化されている。15型ディスプレイと独立GPUを搭載した“究極”モデル――「ThinkPad X1 Extreme」見参
ThinkPadのプレミアムライン「X1シリーズ」に、「15型ディスプレイ」と「独立GPU」を搭載するモデルが初めて登場する。日本でも先日発表されたモバイルワークステーション「ThinkPad P1」の兄弟モデルでもある。「Snapdragon 850」を世界初搭載――25時間(公称)戦える常時接続2in1 PC「Yoga C630 WOS」
Lenovoから、世界初の「Snapdragon 850」搭載Windows PCが登場する。スマホで培った省電力性を武器に、最大25時間(メーカー公称値)のバッテリー駆動を実現した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.