レビュー

スリムかつ狭額縁デザインで写真や動画編集がはかどる「DAIV-NG5510」を試す持ち運べるクリエイティブノートPC(1/4 ページ)

プロ写真家や映像クリエイターに高い評価を受けているマウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」シリーズ。その中で、狭額縁デザインを取り入れたスリムモデル「DAIV-NG5510」を徹底チェックした。

 マウスコンピューターの「DAIV-NG5510」シリーズは、狭額縁(ナローベゼル)の15.6型液晶ディスプレイを搭載したクリエイター向けノートPCだ。

 厚さ20.3mm、約2.1kgと可搬性の高いボディーにNTSC比が約72%(sRGB比で約102%相当)の液晶ディスプレイ、Core i7-8750H、GeForce GTX 1050(グラフィックスメモリは4GB)、最大32GBのメモリとRAW現像がストレスなくできるスペックを備えている。

 同社の直販サイトでは4種類のベースモデルが用意されており、それぞれBTOでカスタマイズしてオーダーが可能だ。今回はその中から最上位モデル「DAIV-NG5510H1-M2SH5」の評価機を入手した。性能や使い勝手をレビューしよう。

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「DAIV-NG5510」シリーズは、15.6型液晶ディスプレイを搭載したクリエイター向けノートPCだ。厚さ20.3mm、約2.1kgと持ち運べるボディーにRAW現像がストレスなくできるスペックを備えている

15.6型の大画面と持ち運びやすいスリムボディー

 ボディーサイズは、360(幅)×243.5(奥行き)×20.3(厚さ)mmと、15.6型の大画面を搭載したモデルとしてはコンパクトで、14型に近いサイズ感だ。重量も約2.1kgと比較的軽い。室内での移動や、近くのカフェなどで仕事をしたい時などに持ち出すくらいならば苦にならない。

 目を引くのは、画面のベゼルを切り詰めた狭額縁デザインだ。ベゼル幅は上が6.27mm、左右が6.1mmしかなく、このスリムなベゼルはボディーのフットプリント削減とともに見た目の良さにも貢献している。

天面にあるヘアライン加工された明るめのシルバーにホワイトのロゴの配色がクールだ
底面奥側は放熱を効率化するため大きくカットしてメッシュカバーを装着している
ACアダプターの実測サイズは160(幅)×75(奥行き)×25(厚さ)mm。実測重量は567gだった。小型軽量とはいかないが、出張などの際に持ち出すくらいならばそう邪魔にならないだろう

豊富なインタフェースを標準装備

 インタフェースは豊富だ。ディスプレイ出力は、HDMIと2基のMini DisplayPortと合計3系統を装備する。USBポートは、USB Type-C(USB 3.0)に加えて、Type-AのUSB 3.0を2基、USB 2.0を1基と、合計で4基備えている。フルサイズのSDメモリーカードスロット(SDXC対応)、有線LAN端子も搭載する。

 通信機能は、1000BASE-T対応有線LANのほか、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN(最大1733Mbps)、Bluetooth 5.0に対応する。

左側面。手前側からヘッドフォン、マイク、USB 2.0、有線LAN端子が並ぶ。排気口の奥にはセキュリティロック・ポートもある
右側面。手前側からSDメモリーカードスロット、USB 3.0×2、排気口だ
背面部。左からMini DisplayPort×2、HDMI、USB Type-Cを搭載する
前面部に端子類はない
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