ASUS「ROG Strix G G531GW」開封レビュー!:ベンチマークテストも(3/3 ページ)
ASUSが、BMW DesignworksとのコラボデザインのゲーミングノートPC「ROG Strix」シリーズを6月21日から順次発売する。15.6型の注目モデルをチェックした。
パフォーマンスはモンスター級
ボディーサイズは360(縦)×275(奥行き)×25.8(厚さ)mmで、重量は約2.395kgだ。バッテリーの容量は15.4V 66Wh、駆動時間は公称値が約4.7時間となっている。
ACアダプターのサイズは75(縦)×165(奥行き)×30(厚さ)mmで重量は約612g、電源ケーブルは長さが約1.8m、重量が約168gだ。見た目はかさばるが、セットで約780gと持ち運ぶのをあきらめるほどには重くない。
電源ボタンを押して驚かされたのは、ソリッドな起動音が鳴り響くことだ。昔は電源オン時にサウンドを再生するモデルも多かったが、今ではめっきり少なくなった。本機の場合は硬質だが、期待感を抱かせるサウンドとともに、Republic Of Gamersの文字とロゴが画面に表示される。
一方で、TDP 45WのCPUやGeForce RTX 2070のGPUを厚さ約26mmを切るボディーに詰め込んだだけに、冷却ファンが最大限回ったときの風切り音はすさまじい。これはスリムなゲーミングノートPCでは避けられない部分ではあるが、本機の場合はFnキー+F5キー、またはF4キーの上にあるボタンを押すだけでパフォーマンスの設定を切り替えられる。「サイレント」「バランス」「Turbo」のトグル式で、サイレントに設定すればほぼ無音に近くなり、Turboに切り替えればGPUのクロックが1540MHzまで上昇する。
以下に簡単ではあるが、各種ベンチマークテストのスコアをまとめた。いずれもパフォーマンス設定をTurboにした状態のスコアだが、並のゲーミングデスクトップPCを軽くしのぐ値をたたき出しており、ゲームだけでなく、クリエイティブ用途やオフィス用途、さらには普段使いとシーンを選ばずに快適に使えるPCであることが分かる。
ちなみに、システムに高い負荷をかけても手が触れる部分は熱を持たなかったのは好印象だ。
ゲーミングPCに尻込みする人ほど触れてほしい
秋葉原だけでなく、家電量販店内にゲーミングPC専用コーナーが設けられて久しい。一方でとかくゲーミングPCというと、特異な形状をしたボディーやとにかく派手に光るモデルなどが想起される。しかし、このROG Strix G531GWシリーズはそういった側面を持ちつつも、BMW Designworksとの成果を生かすことにより、一皮むけたPCに仕上がっている。
ROG Strix Gシリーズには、オフィススイートのMicrosoft Office 2019 Home and Businessが付属したモデルも用意されており、こういった部分でもASUSが日本の店頭で販売していくという意気込みが感じられる。
本機の価格はオープンで、予想実売価格は29万9800円前後(税別、以下同)と高価だが、Core i5とGeForce GTX 1050を搭載したエントリーモデルは13万9800円からとなっており、「ゲーミングPCはちょっと……」と敬遠している人にこそ、真っ先にチェックしてもらいたいPCだ。
キーボードや底面に配置されたイルミネート機能を約1600万色から選べるだけでなく、AURA Sync対応のマウスやヘッドフォンなどと同期させることも可能だ。他にもさまざまなユーティリティーが導入されている
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