画面付きスマートスピーカー「Echo Show 5」、じっくり使って分かったこと:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はAmazonから新たに登場した画面付きスマートスピーカー「Echo Show 5」について、外観チェックからセットアップ、基本的な使い方までをじっくり見ていく。
Amazonから画面付きスマートスピーカー「Echo Show 5」が登場した。従来の「Echo Show」が10.1型の大画面だったのに対し、本製品は5.5型というコンパクトなサイズゆえ、設置のしやすさが特徴だ。今回は外観チェックからセットアップ、基本的な使い方までをじっくり見ていこう。
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コンパクトなボディーだが設置場所は要注意
まずは外観を見ていく。パッケージに付属するのは本体とACアダプター、スタートガイドの2つのみ。ACアダプターは15W仕様で、モデル名を見る限りではEcho Dot(第3世代)と共通だ。
スタートガイドには、本体各部位の名称からセットアップの流れ、操作方法がまとめられている。これらの説明がほとんどなく、良くも悪くも自力で探さなくてはならない「Google Nest Hub」に比べ、ハードルは低い印象だ。
画面サイズは5.5型ということで昨今のスマートフォンと近しいが、ベゼル幅が太いせいか、同等サイズのスマホに比べるとやや大きく見える。視野角は上下/左右ともに広く、斜め方向から見ても画面が見づらいことはない。
ボディーサイズは、天地こそ86mmとコンパクトなのだが、電源ジャックが真後ろに飛び出す構造なので、奥行きは意外と取る。実際に測った限りでは、最低でも約110mmの奥行き(ボディー自体は73mm)が必要になる。
これが競合のGoogle Nest Hubの場合、奥行きは約90mmあれば十分なので、画面サイズが小さい本製品(Google Nest Hubは7型)の方が、むしろ余計に奥行きが必要ということになる。ベッドの棚など狭いスペースに設置する場合、このことはネックになる可能性がある。ケーブルを左右どちらかに逃がす形状のコネクタにしてほしかったところだ。
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