コラム

親子の対話で“世界に1台しかないPC”を組む――10周年を迎えたマウスコンピューターの「PC組み立て教室」長野県飯山市発(3/4 ページ)

マウスコンピューターによる夏の恒例イベント「親子パソコン組み立て教室」が長野県飯山市の飯山事業所で開催。多数の親子がPCの自作に挑んだ。

メインイベントのPC組み立て

 休憩時間を間に挟んで、いよいよPCの組み立てが行われる。作業台にはあらかじめネジや工具が置かれているので、画面の電子マニュアルに従ってメモリやストレージなどを組み込んでいく。


メインイベントの組み立てを前に、先生方の準備も余念がない

 中でも、午前中の部で最高スペックのG-Tuneを注文した参加者にうかがった。注文したPCは、CPUに6コア12スレッドのCore i7-9750H、メモリは16GB、GPUはGeForce GTX 1650、ストレージは256GBのM.2 SSDと1TBのHDDという何とも豪華な構成だ。

 さぞかし、お父さん中心でスペックが組まれたのかと思いきや、驚きの展開が。

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筆者:ずいぶんとハイスペックな構成ですね

お父さん:実際に使うのは女房で、年賀状やフォトアルバムの作成、PTAの書類作成とかですよ

筆者:え、ずいぶんと手堅い内容ですね

お父さん:普段使っているPCの調子が悪くて、運よくこの組み立て教室に当選できたので、秋葉原のマウスコンピューター直営店に息子と足を運んで調べたんですよ。17型だとサイズが大きいので15型がいいなとか、見た目のかっこよさとかを比較しました

筆者:それはしっかりしてますね

お父さん:普段はWii Uでマインクラフトとかをやっている息子が、展示されているゲーミングPCにも興味を示して、G-Tuneのロゴがかっこいいと言い出して。女房もMicrosoft Officeが一緒に注文できるならちょうどいいじゃないというようになって。実際に見ていくうちに、家族が興味を持ち始めたんです

筆者:それは(マウスコンピューターさんの)狙い通りですね!


G-TuneとMicrosoft Officeという鉄壁のコンビ。さそかし、白熱した家族会議が行われたのだろう

お父さん:そうしたら、メモリは増やして、CPUも高速にして、ストレージはSSDとHDDにしてと話がふくらんじゃって、もうお財布は悲鳴を上げています

 どうやら、お父さんが自作PCに造詣が深く、アドバイザーとして家族を話しに引き込んでいったら大いに盛り上がって“世界に1台のPC”ができあがったようだ。

お父さん:ここに来る前に、家にある壊れたデスクトップPCを開けて息子と予習をしてきたんですよ。でも、普段は見ることが少ないパーツやケーブルを実際に触ったり、専門家の先生に教えてもらったりしながら、自分のPCを組み立てられるのは貴重な機会ですよね


作業台にはネジやパーツがていねいに並べられている

先生の指導の下、パーツを組み込んでいく。巨大なヒートパイプのG-Tuneを組み上げている参加者は珍しい

取り付けるパーツごとに詳細なマニュアルが表示される

ついにストレージを取り付ける。M.2 SSDとHDDのデュアルドライブとは豪勢だ

裏ぶたを締めてからバッテリーを取り付ける

各種シールも自分で貼る

緊張の起動確認シーン。今回は無事一発で電源が入った

セットアップの途中でCortanaさんの声に耳を傾ける。このシーンが見られるのも1903が最後になるのだろうか

完成後は先生と一緒に記念撮影だ。

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