ASUSの無線マウス「ROG Gladius II Wireless」のドングルに“誤表記” 既存ユーザーは問い合わせを:放置は厳禁
ASUSが4月に発売した無線ゲーミングマウス「ROG Gladius II Wireless」のUSBドングル(受信部)において、電波法に定める表記に誤りがあることが判明。当該品は正しく印字された製品との交換か、返品の対応が必要となるため、既に使っているユーザーはすぐに問い合わせよう。
ASUS JAPANは8月13日、同社が4月13日に発売した無線ゲーミングマウス「ROG Gladius II Wireless」に付属するUSBドングル(無線受信部)の印字に一部誤りがあることを明らかにした。印字の誤ったドングルをそのまま使い続けると電波法違反となるため、このマウスを持っているユーザーは、ASUS JAPANに問い合わせて、交換または返品の措置を取る必要がある。
ダミーの認証番号を印字してしまった
誤りがあったのは、電波法に基づく「技術基準適合証明(技適)」の認証番号の印字だ。
日本で利用される電波を発する機器は、原則として技適を取得した上で総務省令の定める方法で表示しなければならない。小型のUSBドングルの場合、認証番号をコネクター部に直接彫刻(印字)して表示することが多い。ROG Gladius II Wirelessに付属するUSBドングルも、この方法で技適の表示を行っている。
しかし今回、製造委託先の工場で正しい認証番号を反映する作業を行わなかった結果、製造テストのために用いていたダミー番号をそのまま印字してしまったという。
ASUS JAPANは「交換」か「返品」で対応
認証番号の誤りを含め、技適が正しく表示されていない機器を使うことは電波法に違反する行為だ。技適の申請者も、その表示に誤りがあった場合は速やかに修正し、必要な措置を講じなければならない(参考記事その1/その2)。
今回の問題を受け、ASUS JAPANは電話サポート窓口「ASUSコールセンター」で正しい印字のなされた製品との交換(8月中旬以降予定)または返品を受け付ける。すでにこのマウスを持っているユーザーは必ず連絡しよう。
コールセンターの営業時間は9時から19時まで(年中無休)で、音声案内が始まったらプッシュボタンで「2」→「7」と選択すると対応窓口につながるようになっている。電話番号は以下の通り。
- 固定電話から:0800-123-2787(通話料無料)
- 携帯電話・PHSから:0570-783-886(通話料有料)
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