レビュー

GPD Pocket 2のキーボードを“ねちっこく”使ってみた(4/4 ページ)

昨今の超小型PC人気の火付け役となった「GPD Pocket 2」の入力環境について、改めて焦点を当ててみた。

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超小型PCのパフォーマンスは?

 評価機のGPD Pocket 2はCPUにCore m3-8100Y(2コア4スレッド、1.1GHz~3.4GHz、TDP 5W)を採用し、システムメモリはLPDDR3を8GB、ストレージには128GBのeMMC(Hynix HDG8a4)を搭載する。OSは64bit版Windows 10 Homeだ。

 PC USERでは、2018年10月11日にGPD Pocket 2の開封レビューを掲載しているが、そのときはCPUがKaby Lake世代のCore m3-7Y30(2コア4スレッド、1.0GHz~2.6GHz、TDP 4.5W)だったが、さりげなく新世代(開発コード名:Amber Lake Y)に差し変わっている。システムメモリも容量8GBと一時期の7~8型ディスプレイ搭載Windowsタブレットのような「メモリが4GBしかなくて、とにもかくにも動きがもっさり」という状況からは改善している。とはいえ、ストレージがeMMCということで体感的に分かりやすいストレージのデータ転送レートでは不利になりそうだ。

 GPD Pocket 2の処理能力をPCMark 10とCrystalDiskMark 6.0.2 x64で測定した結果は次のようになった。

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PCMark 10のテスト結果

CrystalDiskMark 6.0.2のテスト結果

 超小型PCの利用目的を考えるに、処理能力は必ずしもデバイスの評価とはならない。それよりも重要なのは入力デバイスや本体搭載のインタフェースなど、利用目的と結びついた使い勝手だ。スコア自体は明確な違いがあるけれど、そこはユーザーそれぞれの利用場面に合わせて影響を考察してから判断するのが望ましい。

 以上、たぶんGPD Pocket 2で一番気になる人が多いだろう「キーボードの使い勝手」について評価した。次回は、もう1つの7型超小型PC「OneMix2S」をチェックする。

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