第10世代Core×Quadro RTX 4000のパワーはいかに? マウスのクリエイター向けPCを試す:Intelの10コア20スレッドCore i9+Z490(2/4 ページ)
Intelが投入したデスクトップPC向け第10世代Coreプロセッサ(Comet Lake)と、Intel Z490チップセットを搭載したPCが続々と登場している。その中から、マウスコンピューターのクリエイター向けモデル「DAIV Z7-QR4」を取り上げる。新モデルの性能はどの程度のものなのだろうか。
高負荷運用を想定したZ490マザーボードを搭載
ボディーは、DAIVオリジナル仕様だ。ATXフォームファクターに準拠した大柄なタワー型のボディーで重量も10kg近くあるが、前面部についたハンドルのおかげで、体感ではさほど重く感じない。評価機では省かれているが、ボディー底面にキャスターも装着でき、ケーブルの接続などで背面側にアクセスしたい場合など、ちょっとした移動が楽にできる。
メモリ、ストレージはBTOで柔軟なカスタマイズが可能
内部のマザーボードは、MSI製のIntel Z490チップセット搭載モデルで「Z490-S1」とシルク印刷がある。CPUソケット周辺には多数のチョークコイルが並び、スイッチング素子には放熱用の重厚なヒートシンクが装着されている。最上位のCore i9-10900Kを高負荷で運用するのに十分な耐久性を備えていると判断できる。
メモリとストレージはBTOで柔軟に仕様が選べ、予算や用途に応じてカスタマイズが可能だ。評価機では32GB(16GB×2)のメモリ、512GB M.2 SSD(PCI Express/NVMe対応)という構成だった。
なお、マザーボード上にメモリソケットは4本(空き2本)、M.2ソケットも2基(空き1基)、さらにSATAポートも6基(全て空き)と豊富にある。
ボディー内部には簡単に着脱できる3.5インチ/2.5インチ兼用ベイが4基ある。後から自分で拡張したい場合にも、作業は比較的簡単に行えるだろう。
内部のZ490チップセット搭載マザーボードはMSI製で「Z490-S1」とシルク印刷がある。CPUソケット周辺には多数のチョークコイルが並び、スイッチング素子には放熱用の重厚なヒートシンクが装着されている
続いて、ベンチマークテストで第10世代Core+Quadro RTX 4000のパフォーマンスを確認する。
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