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CeleronやPentium Gまで――第10世代Core iシリーズ14モデルが店頭に並ぶ古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

先行の上位モデルに続き、開発コード名「Comet Lake-S」こと第10世代Core iシリーズが続々とアキバに登場した。時を同じくして「H470」「B460」「H410」チップセットを搭載したマザーボードも売り出されている。

 先週登場した「Core i9-10900K」「Core i7-10700K」「Core i5-10400」から、今週は第10世代Core iシリーズが14モデルデビューしている。


パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のCPU価格表

「Sandy Bridgeあたりから乗り換える人に刺さっています」

 上は10コア20スレッドの「Core i9-10900」(6万5000円前後、税込み以下同)から、下は2コア2スレッドの「Celeron G5900」(6000円前後)まで、ラインアップの幅は一気に広がった。ショップによっては“末尾T”の低消費電力版モデルもバルク品として取り扱っている。詳細は以下の通りだ。

新モデルのラインアップ
型番 コア数 スレッド数 クロック数 TDP 価格(税込み)
Core i9-10900 10コア 20スレッド 2.8GHz~5.2GHz 65W 6万5000円前後
Core i9-10900T 10コア 20スレッド 1.9GHz~4.6GHz 35W 6万3000円前後+購入条件
Core i7-10700 8コア 16スレッド 2.9GHz~4.8GHz 65W 4万8000円前後
Core i7-10700T 8コア 16スレッド 2.0GHz~4.5GHz 35W 4万6000円前後+購入条件
Core i5-10600 6コア 12スレッド 3.3GHz~4.8GHz 65W 3万2000円前後
Core i5-10500 6コア 12スレッド 3.1GHz~4.5GHz 65W 2万9000円前後
Core i3-10320 4コア 8スレッド 3.8GHz~4.6GHz 65W 2万3000円弱
Core i3-10300 4コア 8スレッド 3.7GHz~4.4GHz 65W 2万2000円弱
Core i3-10300T 4コア 8スレッド 3.0GHz~3.9GHz 35W 2万円前後+購入条件
Core i3-10100 4コア 8スレッド 3.6GHz~4.3GHz 65W 1万8000円弱
PentiumG G6400 2コア 4スレッド 4.0GHz/ 58W 9000円前後
Celeron G5920 2コア 2スレッド 3.5GHz/ 58W 7500円前後
Celeron G5900 2コア 2スレッド 3.4GHz/ 58W 6000円前後
Celeron G5900T 2コア 2スレッド 3.2GHz/ 35W 6000円弱+購入条件

10コア20スレッドのIntel「Core i9-10900」

3.5GHz駆動で2コア2スレッドのIntel「Celeron G5920」

こちらは8コア16スレッドのIntel「Core i7-10700T」。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店の場合、CPUクーラーとのセット購入が条件となる

 反響は全体的に薄めで、先々週に登場後すぐに売り切れた「Core i9-10900K」や「Core i7-10700K」の問い合わせの方が多いという声も聞いた。

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 しかし、ローエンドからミドルレンジのマシンを組む需要が全体的に伸びており、そこにフィットして意外と盛り上がっているというコメントも複数耳にしている。

 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「テレワークで久々に本格的に動かしたマシンがまともに使えなかった、という人がけっこういるみたいです。Sandy Bridge世代を使っている人は今もいますし。そこからの乗り換えにはちょうどいいかなと思いますね」という。

 その他、「テレワークがきっかけの乗り換え需要はRyzen 3あたりが強力ですが、数年前のマシンからの乗り換えだと、『Intelじゃなきゃ嫌だ』という人も気持ち増えるみたいで、そのへんも良い効果をもたらしているかもしれません」(別のショップ)との話も聞いた。

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