連載

4台の家電製品をリモートでオン/オフできるMerossの「スマート電源タップ」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、スマスピを使って家電をオン/オフできる「スマートプラグ」をチェックした。

 スマートスピーカーを使って家電製品の電源をオン/オフできるようにする「スマートプラグ」は、その汎用(はんよう)性の高さから人気の高いジャンルだ。筆者も自宅内に3つほど設置しているが、これまでリモートで操作できなかった家電製品が、離れたところからもオン/オフできるとあって重宝している。

 ところでこうしたスマートプラグは、そのほとんどが1つか2つのコンセント口しか備えていないが、これらを4つまとめて搭載し、電源タップの形状にしてしまったのが、今回紹介するMeross Technologyのスマート電源タップだ。同一形状の製品は他社からもリリースされているが、本製品はAmazonの「Works with Alexa」の認証を取得しているので、Amazon Echoシリーズと組み合わせての利用によりマッチしている。

 果たして複数のコンセント口を備えることで、どのような使い方が可能になるのだろうか。実際に製品を購入したので、その使用感をレポートする。

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Meross Technologyのスマート電源タップ「MSS425FJP」。スマホおよびスマートスピーカーを経由して家電製品の電源をオン/オフできる

設定方法は1ポートの製品と変わらず

 本製品は4つのコンセント口を備えるとはいえ、機能自体は1個口の製品と変わらない。すなわち、家電製品を本製品につなぐことで、スマホアプリおよびスマートスピーカーを使って、離れたところから電源をオフにできる。またコンセントに通電するだけで電源がオンになる製品であれば、電源のオンもオフもまとめて行える。

 さらに4基のUSBポートを搭載しており、USBデバイスのオン/オフも行える。ただし個別にオン/オフできるコンセント口と異なり、このUSBポートは全部まとめてのオン/オフしかできない。どうしても個別に電源を操作したいUSBデバイスがあれば、この4ポートではなく、コンセント側にUSB充電器を挿してそちらに接続するとよいだろう。


見た目は市販の電源タップと変わりない。先端には4基のUSBポートも備える

通電中は基部のボタンが点灯する。押すことで各コンセント口への通電をオン/オフできる

USBポートは単一では2.4Aまで出せるが、4つ合計では4.0Aと容量はあまりない

市販の集中スイッチ付きタップ(下)との比較。サイズはやや大柄で厚みもある

プラグは一般的な2ピンタイプ。先端はスイングする

裏面2箇所には壁掛け用の穴も用意されている

底面にはスペックが記されている。もちろん技適やPSEも取得済みだ

 設定には専用アプリ「Meross」を利用する。最初に登録を行い、ログインしたら本製品と連携設定を行い、それぞれに名前を付けた後、家電製品を接続する。今回は本体に「スマートタップ」、個別のコンセント口には「ライト1」~「ライト4」という名前をつけた。この名前はスマートスピーカーから呼び出す時に使うので、認識しやすい名前にしておくのがコツだ。


専用アプリ「Meross」の画面(画面=左)。インストールしたらまず登録を行い(画面=中央)、ログインするとホーム画面が表示されるので右上の「+」をタップする(画面=右)

一覧から製品を探す(画面=左)。本製品は「Smart Surge Protector」という名前で登録されている(画面=中央)。見つかったらタップし、指示に従って本製品のWi-Fiに接続する(画面=右)

デバイス名やアイコンを設定し(画面=左)、最後に自宅のWi-Fiを設定すれば完了だ(画面=中央、右)

 早速、コンセントとして使ってみよう。

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