レビュー
最新APUに対応した「DeskMini X300」はA300から何が変わったのか:ついに8コア16スレッド対応!(2/3 ページ)
ASRockの小型ベアボーンキット「DeskMini X300」が10月9日に販売される。生まれ変わった新モデルはどうなのか、従来のDeskMini A300と比較した。
A300からX300になっても変わらない部分
逆にA300から継承しているのは、ドライブやインタフェースの構成だ。
2基の2.5インチSSD/HDD用のSATA 3.0端子に加え、M.2スロットはType 2280が2基、無線LAN用のType 2230が1基あり、小型ボディーらしくない高い拡張性を備える。
インタフェースもA300から変更がなく、前面にType-CとType-A両方のUSB 3.0(USB 3.2 Gen1)端子を、背面にDisplayPortやHDMI、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)を用意する。DisplayPortとHDMIどちらでも3840×2160ピクセル解像度(60Hz)での出力に対応し、最大でトリプルディスプレイ出力も可能だ。
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ただ、この辺りは同じタイミングで発売される第10世代Coreプロセッサ対応の「DeskMini H470」のように、DisplayPort Alternate ModeやUSB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cポートを追加して欲しかったところではある。
本体サイズは、約155(幅)×155(奥行き)×80(高さ)mm、容積では1.92Lと非常にコンパクト。電源は内蔵せず、120W(19V)のACアダプターで駆動する。
前面にマイク端子とUSB 3.2 Gen1対応のUSB Type-CとType-A端子、ヘッドフォン端子が用意されるのは両モデル共通だが、X300(左)ではA300(右)と異なり、前面の通風口がなくなった。電源ボタンの横に電源やHDD用のLEDランプがある
背面にはDisplayPort 1.2やHDMI 2.0、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、2基のUSB(USB 3.2 Gen1とUSB 2.0)、ギガビット対応の有線LANといった構成はA300(右)と共通だ。オプションのワイヤレスキット用のアンテナ穴や、「Rear Audio Cable」用の穴もこちらにある
もう1つのUltra M.2はマザーボードの裏面にあり、4本のネジを外してマザーボードトレイを取り除くことでアクセスできる(Athlon 200GEシリーズ搭載時はPCI Express 3.0 x2接続となる)。また、SATA 3.0ポートは専用の20ピンコネクタを採用する
X300(手前)とA300(奥)の比較。見た目はほとんど変わらない。SO-DIMMは2基あり、メモリの搭載容量は最大64GBまでとなる他、電源回路に高さ約22mmのアルミニウム製ヒートシンクが装着されている
ACアダプターはA300と同じ、出力120W(19V/6.32A)のAcBel「ADC027」が付属する。サイズは約60(幅)×150(奥行き)×35(厚さ)mm、重量は約489gで、ミッキータイプの3ピンケーブルが付属する
続いて、UEFIの画面を見ていく。
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