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軽量モバイルノートPC「dynabook G」に新モデル Tiger Lake搭載でパワーアップ

Dynabookの軽量モバイルノートPCに、第11世代Coreプロセッサ(Tiger Lake)を搭載する新モデルが登場する。CPUによるパワーアップに加えて、キーボードの改善など細かい使い勝手も改善されている。

 Dynabookは11月下旬に、13.3型モバイルノートPC「dynabook G6」「dynabook G8」の新モデルを発売する。CPUを第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)に刷新し、基本スペックの向上を図ったことが特徴で、税別の想定販売価格はG6が17万円前後、G8が19万円前後となる。


dynabook G8(オニキスブルー)

 CPUはG6がCore i5-1135G7(2.4G~4.2GHz、4コア8スレッド)、G8はCore i7-1165G7(2.8G~4.7GHz、4コア8スレッド)を搭載している。メインメモリはDDR4-3200規格で、容量はG6が8GB、G8が16GBとなる(換装不可)。SSDはPCI Express接続で、容量はV6が256GB、V8が512GBだ。

 ディスプレイはフルHD(1920×1080ピクセル)の13.3型IGZO液晶で、最大で180度まで倒せるヒンジを備えている。ディスプレイ上部には赤外線顔認証に対応する約92万画素のWebカメラを備えている。

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 キーボードのキー面積は、Gシリーズの従来モデル比で約20%(スペースキーは32%)拡大しており、打ち心地を改善した。


ディスプレイは180度まで倒すことができる

キーボードは、従来よりもキーサイズを拡大している

 外部ポート類は左側面にThunderbolt 4(USB4)端子×2、HDMI出力端子、イヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にはmicroSDXCメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A端子と有線LAN端子(1000BASE-T)を備えている。

 Thunderbolt 4端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力も兼ねている。バッテリー駆動時間は最大で24時間(JEITA測定法2.0)となる。

 無線LANはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、Bluetooth 5.1も利用できる。


左側面

右側面

 ボディーサイズは約306(幅)×210(奥行き)×17.9(高さ)mmで、カラーはオニキスブルーとパールホワイトだ。重量は、オニキスブルーモデルが約888g、パールホワイトモデルが約908gとなる。


dynabook G8(パールホワイト)

法人向けモデルも用意

 dynabook G6/G8をベースとした法人向けモデル「dynabook G83」も11月10日に受注を開始している。最小構成時の税別想定価格は27万6200円となる。

 G6/G8との主な違いは以下の通り。

  • プリインストールOSがWindows 10 Pro(64bit版)に
  • Office Home & Business 2019は付属しない(有料オプション)
  • Core i3-1115G4(3G~4.1GHz、2コア4スレッド)モデルがある
  • ディスプレイの選択肢に「HD(1366×768ピクセル)液晶」「プライバシーフィルター付きフルHD液晶」「タッチ対応フルHD液晶」が追加される(いずれもIGZOパネルではない)
  • メインメモリは8GBが標準(Lバッテリーモデルは有料オプションで最大24GBまで増設可)
  • 一部モデルで「Webカメラなし」を選択可能
  • 生体認証は「なし」「指紋」「顔」「指紋+顔」から選択可能(一部モデルは顔認証を標準装備:指紋認証を追加可能)
  • ボディーカラーはオニキスブルーのみ
  • 「バッテリーS」(バッテリー減量)モデルも用意(最大駆動時間は10時間、重量は約758g、Thunderbolt 4は非対応)
  • 「バッテリーL」(G6/G8と同等のバッテリー)モデルではLTEモジュール搭載オプションを用意(2021年1月から販売予定)

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