「13インチMacBook Pro」がApple M1チップに移行して11月17日発売 税別13万4800円から:Intelプロセッサモデルも併売
13型ディスプレイを搭載するMacBook Proが、Apple独自の「M1チップ」を搭載してリニューアル。特に機械学習の処理が高速化するという。Intelプロセッサモデルも引き続き販売される。
Appleは11月17日、ノートPC「MacBook Pro」の13型モデル(13インチMacBook Pro)について、同社独自の「Apple M1」チップを搭載する構成を発売する。直販価格は13万4800円(税別)からで、Webサイトでは販売予約を受け付けている。Intel Coreプロセッサを搭載する既存モデルも引き続き販売される。
プロセッサは先述の通りApple M1チップで、CPU部は8コア(高性能4コア+高効率4コア)、GPU部は8コア、Neural Engine(機械学習エンジン)は16コア構成となっている。従来のIntelモデルと比較してCPUの処理速度は最大2.8倍、グラフィックスのパフォーマンスは最大5倍、機械学習の処理速度は最大11倍になるという。
メモリは8GBのユニファイドメモリで、Apple直販(Web、店頭)や一部量販店で購入できるカスタマイズ(CTO)モデルでは16GBに増量できる。ストレージは256GBまたは512GBのSSDで、カスタマイズモデルでは1TBまたは2TBとすることも可能だ。
ディスプレイは2560×1600ピクセルのRetina Display(液晶)で、DCI-P3に定める色域をカバーしている。輝度は最大500ニトで、True Toneテクノロジーによる自動調色にも対応する。ディスプレイ上部には、720p FaceTime HDカメラも付いている。
外部ポート類は、Thunderbolt 4(USB4)端子×2とヘッドフォンジャックを備える。Thunderbolt 4端子は、USB Power Delivery(USB PD)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力を兼ねている。本体ディスプレイへの表示と同時に最大で6K(6016×3384ピクセル)の映像出力も可能だ。
無線通信はWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.0に対応する。
キーボードは先述の既存モデルと同じ仕様のTouch Bar付きバックライトMagic Keyboardで、指紋センサー「Touch ID」も備えている。標準では日本語(JIS)配列だが、CTOモデルでは米国英語(US)配列も選択可能だ。
バッテリーの容量は58.2Whで、最大17時間のワイヤレスインターネットと最大20時間のApple TVアプリのムービー再生が可能だという(いずれもメーカー公称値)。ボディーサイズは約30.41(幅)×21.24(奥行き)×1.56(厚さ)mmで、重量は約1.4kgとなる。カラーはシルバーとスペースグレイから選択できる。
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