三脚に取り付けられてスタンド兼用スリーブも便利! ASUSの15.6型モバイルディスプレイを試す:モバイルディスプレイの道(3/3 ページ)
モバイルディスプレイのバリエーションモデルを相次いで投入しているASUS JAPANから、15.6型で最もスタンダードといえる仕様の「ZenScreen MB16AH」が登場した。こだわりのポイントをチェックしていこう。
三脚への取り付けで多彩な使い方が可能に
さて、本製品のもう1つの特徴として、背面のネジ穴を用いることで、市販の三脚をディスプレイスタンドの代替として使えることが挙げられる。
一般的なディスプレイスタンドは、数kgもの荷重を支えるために頑丈な支柱と固定具を備えた製品がほとんどで、1kgにも満たないモバイルディスプレイを取り付けるにはややオーバースペックだ。その点、三脚であれば安価で入手性も高く、見た目のバランスもよい。
一般的な三脚以外に、支柱に巻きつけるフレキシブルな三脚と組み合わせて、車内やベッドの支柱に固定したりと、さまざまな利用方法が可能になる。一般的な1/4インチサイズのネジ穴なので、汎用(はんよう)性は高い。
特に本製品の場合、付属のスリーブ兼用スタンドは立て掛けているだけで、ちょっとした衝撃で前にパタンと倒れかねないため、外出先に持ち出さずにデスク上で据え置きで使うならば、卓上用の三脚を組み合わせるのは安定性向上という意味ではよい選択だ。外出時にはスリーブ兼用カバー、卓上では三脚と、使い分けるのがよいだろう。
充実の基本機能で付加価値の多い製品
以上のように、ディスプレイ本体はそれほど際立った特徴もなく、型番がよく似た「MB16AHP」と違ってバッテリーも非搭載なのだが、基本性能はしっかりしており、安心して使えるモデルだ。ざっと使ってみて、欠点らしい箇所もない。
直販サイト「ASUS Store」の税込み価格は3万3120円と価格訴求のモデルではないが、スリーブ専用カバーと三脚対応ネジ穴の装備という2つの特徴で、他にない使い方ができるのは利点だ。強いて挙げるならば、縦横両置きで活用したい人、また外出先とオフィス/自宅、その両方で使いたいユーザーにとっては、その利便性の高さゆえ、満足度の高い製品と言えそうだ。
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