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MSIがCore H45+GeForce 30シリーズ搭載のクリエイター向けノートPCを発表

MSIがクリエイター向けのノートPC3モデルを発表した。いずれもIntelの第11世代CoreプロセッサとNVIDIAのGeForce RTX 30シリーズを搭載したパワフルなモデルだ。

 MSIがクリエイター向けノートPC「Creator」シリーズのラインアップを一新し、「Creator 17」「Creator Z16」「Creator M16」を発表した。全モデルでIntelの第11世代Coreプロセッサと、NVIDIAのGeForce 30シリーズを搭載しているのが特徴だ。なお、現時点で日本の展開は未定となる。


第11世代CoreプロセッサとNVIDIAの最新GPU搭載に生まれ変わった「Creator」シリーズ

Creator Z16

 Creator Z16は、2560×1600ピクセルのアスペクト比16:10となる16型液晶ディスプレイを搭載したスリムノートPCだ。ボディーサイズは約35.9(幅)×25.6(奥行き)×1.62(厚さ)cm、重量は約2.3kgとなっている。


Creator Z16の主なスペック

 CPUは8コア16スレッドのCore i9-11900H(2.5GHz~4.9GHz)かCore i7-11800H(2.3GHz~4.6GHz)とCore H45シリーズを採用し、GPUにはGeForce RTX 3060 Laptop GPU(ブースト時1357MHz、グラフィックスメモリは6GB GDDR6)を搭載する。チップセットはIntel HM570で、メモリは32GBとなる。

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 CNCミルド加工で丸みを帯びたボディーで、「ルナグレー」と呼ばれるボディーカラーにレーザーエッチング加工を施した刻印が天面に用意される。

 工場出荷時にキャリブレーションを行った液晶ディスプレイは、色域がDCI-P3 100%をカバーし、Delta E 2未満の色精度、Calmanによる検証済みの「True Pixel Technology」を備える。


アスペクト比16:10の16型液晶ディスプレイを採用する。タッチ操作も可能だ

 ストレージはPCI Express Gen 4対応のM.2 SSD(2TB/1TB)で、冷却機構にCooler Boost Trinity+の採用により、従来モデルよりも45%以上高速にレンダリングを終了できるという。

 Wi-Fi 6E対応の無線LANに2基のThunderbolt 4をサポートする他、急速充電機能を備えた90Whの大容量バッテリーを内蔵している。


従来モデルとのレンダリング速度比較

インタフェースは左右の両側面に並んでいる

Creator M16

 同じく16型の液晶ディスプレイを備えたCreator M16は、最大500ニトの明るさでアスペクト比16:10の「Golden Ratioディスプレイ」を採用する。

 CPUは第11世代Coreで、GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU(グラフィックスメモリは4GB GDDR6)を搭載し、Creator Z16よりもより手頃な価格で提供するという。


16型液晶ディスプレイでより安価な「Creator M16」

Creator 17

 17.3型ディスプレイのCreator 17は、従来モデルと同様にミニLEDディスプレイを採用する。最大1000ニトの高輝度を実現し、DisplayHDR 1000もサポートしている。

 CPUは第11世代Core i9で、GeForce RTX 3080 Laptop GPU(グラフィックスメモリは16GB GDDR6)を装備しながら、ボディーの厚さは約20mmとスリムで、重量は約2.45kgを実現しているという。


ミニLEDディスプレイを搭載した「Creator 17」

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