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MicrosoftがOutlookの「アドレス帳」を改良、標準でメールアドレスなどから検索可能に

米Microsoftは12月17日、グループウェア「Outlook」の「アドレス帳」を改良したことを明らかにした。従来は、標準設定の状態では名前、しかもファーストネームでしか検索できなかったものを、標準設定でラストネームやメールアドレスなどを手がかりに検索できるようにした。

 米Microsoftは12月17日(現地時間)、グループウェア「Outlook」の「アドレス帳」を改良したことを明らかにした。

 従来は、標準設定の状態では名前、しかもファーストネームでしか検索できなかったものを、標準設定でラストネームやメールアドレスなどを手がかりに検索できるようにした。この改良が加わったバージョン(ビルド14701.20000)は、Office Insiderのβチャンネルで提供中だ。


Outlookのアドレス帳。「rob」で検索したところ、Robbie Johnsonさんが見つかった

ラストネームが「Smith」の人を検索しようとしたが、ファーストネームが「Smith」の人を探してしまっている

 Microsoftによると、従来のアドレス帳でも検索文字列を入力する欄の上にあるラジオボタン「Name Only」を「More Columns」に切り替えれば(「Name Only」が標準設定)、ラストネームやメールアドレスなどでも検索可能なのだが、この事実がほとんど浸透していなかったという。

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 そこで、検索文字列を入力する欄の上にあるラジオボタンを「All Columns」と「Name Only」として、「All Columns」を標準設定とした。これで、アドレス帳を開いて検索文字列を入力して検索するだけで、ファーストネームだけでなく、ラストネームやメールアドレスなどでも検索するようになった。


改良したアドレス帳。ラストネームが「Smith」の人を検索できている

メールアドレスの一部を検索文字列にしても検索できている

 前述のように、この改良が加わったバージョンはOffice Insiderのβチャンネルで提供中だが、Microsoftは全ての登録者に行き渡るには少々時間がかかるとしている。

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