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Google Chromeのバージョンが「99」に到達 28件の脆弱性を修正
米Googleは、Webブラウザ「Google Chrome」のバージョン99を一般公開した。
米Googleは3月1日、Webブラウザ「Google Chrome」のバージョン99を一般公開した。既存ユーザー向けのアップデートには今後数日かかる見込みだが、新規インストール用インストーラーなら、同社のWebサイトでダウンロードできる。
バージョン99では一般ユーザー向けに大きな機能追加はなく、28件の脆弱(ぜいじゃく)性を修正している。そのうち9件がCVE(Common Vulnerabilities and Exposures:共通脆弱性識別子)による分類で「High(重要)」となっている。
一方、開発者向けではCSSカスケードレイヤー(CSS Cascade Layers)やWebアプリのタイトルバー部分を開発者がカスタムできる機能(Window Controls Overlay)などが導入された。
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「Chromeについて」の画面を表示することで、バージョンを確認できる。アップデートが可能な状態なら、この画面を表示させることでアップデートが始まる。
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