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屋外設置に対応 Echo Showからも見られるネットワークカメラ「Ring Stick Up Cam Battery」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/5 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は屋内から屋外までオールマイティーに使えるネットワークカメラ「Ring Stick Up Cam Battery」をチェックした。

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 「Ring Stick Up Cam Battery」は、Amazon傘下のRingが販売するネットワークカメラだ。ドアベル「Ring Video Doorbell 4」とともに発表された本製品は、防じん/防水に対応しており、ベースの取り付け方を変更することで壁面へのネジ止めにも対応するなど、屋内から屋外までオールマイティーに使えるモデルだ。

 今回はメーカーから借用した機材を用い、同時発売となった屋内用の小型モデル「Ring Indoor Cam」とも比較しつつ、その機能をチェックする。


Amazonの「Ring Stick Up Cam Battery」。実売価格は1万1980円(税込み、以下同様)だ

スタンダードな円柱形のボディーでバッテリーは交換運用が無難?

 外観はスタンダードな円柱形で、正面に黒い半透明のカバーがあり、そこにカメラの他、ナイトモードで使用する赤外線センサーなどを搭載する。至って特徴のないデザインだが、監視用途で使うカメラは自己主張が強くないことこそが重要なので、方向性は正しい。

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 下部にはボールジョイントでつながったベースがあり、卓上で使う場合はそのまま立てて使う。壁面に取り付ける場合はベースを外し、背面に取り付ける仕組みだ。詳しくは後述する。


ボディーはストレートな円柱形だ

後部。壁面取り付けに使うネジ穴は隠されている

500mlペットボトルとのサイズ比較。直径はほぼ同等だが背は低い

付属品一覧。ベースを組み替えて壁面に取り付ける構造ゆえ、中身はシンプルだ

ボールジョイントは固めだ

最大でここまで可動する

 電源は、本体内蔵のバッテリーを用いて駆動する。このバッテリーは前回紹介したドアベルに内蔵されているのと同じ品で、本体にUSBポートを備えており、取り外してUSBケーブルを直接つないで充電が行える。

 もっとも、この仕組みだと充電中はカメラとして使えないので、望ましいのはバッテリーを2つ用意し、残量が低下するたびに交換しながら運用することだろう。バッテリーの残量はスマホアプリからも確認できるので、小まめにチェックしなくても済む。

 こうしたことから、導入にあたっては本製品の価格にプラスして、バッテリーもう1個分の価格(3480円)を見積もっておくことをお勧めする。他にも、屋内/屋外兼用のACアダプターも6980円で用意されている。


ボディーをひねって外すと、交換式バッテリーが姿を表す

バッテリーはUSBケーブル直結で充電する。microUSBゆえ、お世辞にも充電速度は速くない

前回紹介したドアベル「Ring Video Doorbell 4」との比較。内蔵バッテリーは同一形状だ

 続いて、取り付け作業に移る。

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