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屋外対応モデルと思わぬ相違点が? 屋内用小型ネットワークカメラ「Ring Indoor Cam」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は屋内用の小型ネットワークカメラ「Ring Indoor Cam」を試してみた。

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実売価格も安く室内利用にはよい選択肢

 以上のように、前回紹介したRing Stick Up Cam Batteryの小型版にあたる本製品は、カメラとしての基本機能はほぼ同等、また広角の撮影が可能だ。室内利用において画角は広い方が望ましいので、将来にわたって屋外利用の予定がない場合は、本製品の方が望ましいだろう。

 実売価格は6980円と、前回のRing Stick Up Cam Battery(1万1980円)とかなりの差があるのもポイントだ。競合製品と比べてフットプリントが最小クラス(直径が約4.5cm)であることに、ひかれる人もいるのではないだろうか。


Echo Show 8(右)と並べた状態。本製品のコンパクトさが際立つ

 ただし前回も触れたように、録画先はクラウドのみで、2023年3月31日以降は有料になる点は注意したい。デバイス1台ごとではなくデバイス登録住所ごとに月1180円というプランを使えば、本製品を自宅内に多数設置しても格安で運用できるが、無料のままでは一切の録画ができなくなることに変わりはない。無料期間後の運用方法は、あらかじめ考えておいた方がよいだろう。

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 他社製品と比べてマイナスなのは、連携できるスマートスピーカーがEchoのみで、GoogleやAppleの製品と連携できないことだ。かつてはRing社製品をGoogle Homeで使うためのスキルが提供されていたこともあるようだが、現段階ではGoogle HomeのデバイスリストにRingのスキルはなく、検出を実行しても見つけられない。

 複数メーカーのスマートスピーカーに対応していれば、サーバダウン時にもう一方を使って操作できるわけだが、そうした使い方ができないのは、他社製品と比較した場合にマイナスとなることがあるかもしれない。


海外のGoogleアシスタントのページではRingスキルが掲載されているが、既に動作しなくなっているようだ
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