レビュー

有機ELにド派手な見た目で11万円切り! 「ASUS Vivobook 13 Slate OLED Philip Colbert Edition」を試す(2/3 ページ)

ASUS JAPANの有機EL採用「お手頃価格」モデル「Vivobook 13 Slate OLED」(TK3300KAシリーズ)に、著名アーティストとのコラボモデルが登場した。実機を細かくチェックしていこう。

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見栄えのいい有機ELを採用しペン入力もサポート

 Colbert Editionは、OSにWindows 11 Homeを採用した13.3型のWindowsタブレットだ。TK3300KAシリーズと同様、OLED(有機EL)が搭載されており、発色がとてもよい。応答速度は0.2msだ。色域はDCI-P3のカバー率が100%と広めで、正確な色表現が可能なPANTONE認証も取得している。

 画面解像度は1920×1080ピクセルで、画面輝度も最大550ニトと明るい。Dolby VisionやDolby Atmos(2W×4のスピーカーを内蔵)をサポートしており、対応コンテンツなら色鮮やかかつ迫力あるサウンドで楽しめる。


13.3型の有機ELで画面解像度は1920×1080ピクセルとなる。パネルの上部に約491万画素のインカメラを内蔵し、背面には約1258万画素のアウトカメラを備える

 タッチ操作はもちろん、ASUS Penが付属しており、ペン操作での入力にも体操する。ペン先は2H/H/H/Bの4つが付属しており、4096段階の筆圧検知をサポートしている。クリエイター向けのソフトを入れて絵を描いたり、仕事や学習でペンによるメモを書いたりできる。

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付属するASUS Pen(ASUS Pen SA201H)。USB Type-Cケーブルで充電する。ペンホルダーもColbert Editionになっている

コルバートの世界から飛び出てきたようなスタンドカバーとASUS Pen。スタンドカバーの内側にもイラストが隠されている

ロブスターのフィギュアはペンホルダーにもなる

着脱式のキーボードカバーを用意

 タブレット本体には、デタッチャブルのASUSエルゴセンスキーボードとスタンドカバーが付属し、それぞれをマグネットで本体に取り付けて使用する。

 本体のみのボディーサイズは約309.9(幅)×190(奥行き)×8.25(厚さ)mm、重量は約785gで、キーボードとスタンドを含んだサイズは、約310(幅)×198(奥行き)×18.7(厚さ)mm、重量は約1425gとなる。少し重いが、持ち運びできるサイズ感にまとまっている。

 キーボードは84日本語キーボードを採用する。本体は9mmを切る薄さだが、キーボードを机にぴったりと付く形で本体と接続することで、たわんだりせずキー入力を行える。加えて約1.35mmのキーストロークがあり、キーピッチも約19.05mmと標準的なキーボードサイズに近いのもよいところだ。

 タッチパッドはかなり大きめなのだが、キーを打っている途中に右手親指の腹がタッチパッドに触れてカーソルが飛ぶこともあり、もう少し小さくてもよかったのではないかと思った。


付属する84日本語キーボード。一部のキーサイズを除けば、約19.05mmのキーピッチを確保している

カバーを外した状態のタブレット本体底面。上部右側にアウトカメラがある

インタフェースは必要最低限だがUSB PDに対応

 インタフェースは本体にまとまっている。左側面にUSB Power Delivery(PD)に対応するUSB 3.2 Gen2 Type-Cポートを2基、3.5mmのオーディオポート、microSDメモリーカードスロットを並べている。一方の右側面には音量調節ボタンがあり、本体上部右には電源ボタンが配置されている。

 USB PDをサポートしており、付属するUSB PD充電器だけでなく市販のUSB PD対応のACアダプターも65W出力以上なら利用可能だ。


主なインタフェースは左側面にまとまっている

右側面には音量調節ボタンがある

天面部分に電源ボタンを用意する

本体下部にキーボードカバーの接続端子を備える

付属するUSB Type-C端子を備えたACアダプター(出力は65W)。実測値でケーブルの長さは約2m、重さは約223gだった

 通信機能はWi-Fi 6対応の無線LANと、Bluetooth 5.1を標準で装備する。

 最後に、ベンチマークテストで本機の実力を見ていこう。

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