レビュー

性能と可搬性のバランスを追求した14.5型ノートPC「ASUS Vivobook S 14X OLED S5402ZA」を試す(3/3 ページ)

ASUS JAPANから新たに登場した「ASUS Vivobook S 14X OLED S5402ZA」シリーズは、14.5型の有機ELディスプレイを備えたノートPCだ。ボディーカラーやCPU、添付アプリの違いで全6モデルあるうち、最上位モデルをテストした。

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バッテリー駆動時間も良好

 最後にバッテリー駆動時間についても触れておこう。

 バッテリー容量は約70Whで、バッテリー駆動時間は公称で約7.4時間(JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)、Core i5モデルは約7.8時間だ。充電はThunderbolt 4から行い、製品には90WのACアダプターが付属している。もちろんUSB Power Deliveryでの充電も行える。


バッテリーレポートの画面。バッテリー容量は70Whで、公称の駆動時間は約7.4時間だ

 PCMark 10のバッテリーテスト(Modern Office)では、意外なことに公称値より長く、7時間39分(約7.7時間)という結果だった。バッテリー駆動時間は利用方法によっても変わってくるが、6~7時間は持つと考えて良さそうだ。

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PCMark 10のバッテリーテストは7時間39分という結果。100%から3%になるまでの時間だ

 14.5型の大型な有機ELディスプレイに、ギリギリの可搬性を維持した約1.6Kgという重量を実現しており、ビジネスや学習、エンタメ用途で活躍しそうだ。CPU本来の性能を発揮できれば、クリエイティブ用途やゲーム用途でも十分使えそうなのだが、今回のテスト結果を見る限りではCPUとGPUに同時に高負荷が続くシーンでは厳しそうだ。

 とはいえ、全くの不向きというわけでもないので、4K動画の書き出しなど、長時間高負荷な状態が続かなければある程度は問題ないだろう。ノートPC冷却台を利用するなど、工夫のしがいはあるかもしれない。

 本機の価格は、同社の直販サイト「ASUS Store」で21万9800円(税込み、以下同様)で、OfficeスイートをWPS Office 2 Standard Editionすれば18万9800円、CPUをCore i5にすると16万9800円となる。また、ASUS Storeで購入すると、「ASUS Store限定30日間返品保証キャンペーン」の対象となる他、ユーザー登録(購入後30日以内)を行うだけで保証の範囲を広げられる「ASUSのあんしん保証」も用意されているので、上手に活用したい。

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