レビュー

「GeForce RTX 4090 Founders Edition」を先行開封 GPU補助電源は「8ピン×4」相当?日本未発売(2/2 ページ)

NVIDIAの最新GPU「GeForce RTX 4090」を搭載するグラフィックスカードが間もなく発売される。日本未発売のNVIDIA純正グラフィックスカード「GeForce RTX 4090 Founders Edition」を先行レビューする機会を得たので、まずはパッケージとカード本体をチェックしていこう。

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補助電源ピンは「12ピン」 8ピンに変換すると「4本」相当?

 グラフィックスカードを取り出すと、付属品の入った小箱を取り出せる。付属品は印刷物3枚と電源変換アダプターのみとシンプルだ。マニュアルは印刷物にあるQRコードをスマートフォンやタブレットのカメラで読み取って参照できる。PCで参照する場合は、QRコードの下にあるURLにアクセスすれば良い。


カード(左)を取り外すと、付属品の入った箱(右)を取り出せる

付属品は4点のみ。電源変換アダプターについては後述する

 GeForce RTX 4090 Founders Editionは、3スロットを占有するフルサイズカードだ。具体的なサイズは約304(横)×137(縦)×61(厚さ)mmである。取り付けるマザーボードや収納するケースによってはカードの自重に耐えられない可能性もあるため、ステーを取り付けるためのネジ穴が隠されている。


GeForce RTX 4090 Founders Editionのサイズは約304(横)×137(縦)×61(厚さ)mmと、かなり大きい。ちょうど3スロットを占有するサイズ感である

 ファンはカードの表裏に1基ずつの計2基構成だ。この点は従来のFounders Editionと変わりない。

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 パッケージやカードの「GEFORCE」ロゴは、従来モデルとは異なるフォントを採用している。個人的には、従来よりもシンプルで良いと思う。


カードの表面

カードの裏面。よく見てみると、カードの面積の少なくない部分を放熱機構が占めていることが分かる

 GPU用の補助電源ピンは「12VHPWR規格」のものを1基搭載している。この規格はPCI Express 5.0において新規追加されたもので、大容量モデルを中心に変換アダプターなしで電力を供給できる電源も少しずつだが増えている。

 とはいえ、12VHPWR規格のケーブル(プラグ)を持つ電源は普及途上なので、従来の8ピンの補助電源プラグとの変換アダプターも付属している。GeForce RTX 4090の仕様書では「8ピン×3」と書かれているのだが、GeForce RTX 4090 Founders Editionに付属している変換アダプターは8ピン×4という構成になっていた。余裕をもって使うには8ピン×4をつないでおいてほしい、ということなのだろうか……?

 なお、GeForce RTX 4090 Founders Editionのグラフィックスカードパワー(想定消費電力)は450W、最小電源容量は850Wという設定となっている。

 映像出力ポートは、HDMI×1+DisplayPort×3という構成だ。


カードの側面。補助電源コネクターは12VHPWR規格となっている

補助電源変換アダプターは、仕様書上は「8ピン×3」とされているが、実際には「8ピン×4」のものが付属する

映像出力はHDMI×1+DisplayPort×3という構成となっている

補強ステーを固定するためのネジ穴は写真のように目隠しされている。このふたは磁石で取り付けられているので、すぐに着脱できる

 GeForce RTX 4090 Founders Editionの“実力”をチェックするベンチマークテストは、後日改めてお伝えする。楽しみにしていてほしい。

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