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ケーブルがないって素晴らしい! ワイヤレスで映像を出力できる15.6型のモバイルディスプレイ「ZenScreen Go MB16AWP」を試すモバイルディスプレイの道(4/5 ページ)

ついにモバイルディスプレイにもワイヤレス接続を実現したモデルが登場した。ASUS JAPANの15.6型モバイルディスプレイ「ZenScreen Go MB16AWP」の使い勝手はどうなのか、実機を試してみた。

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有線接続にも対応。メニューは見やすくカスタマイズも可能

 さて、本製品は一般的なモバイルディスプレイと同様、有線接続にも対応する。ただしポートの位置が本体左側面のかなり上ということで、見栄えはあまりよくなく、またケーブルを引っ掛けやすい。ワイヤレス接続ができなかった場合の非常用と考えた方がよいだろう。


有線で接続し、レノボ・ジャパンの14型モバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と並べた状態。サイズのバランスはよい

視野角も広く、左右から画面をのぞき込むような使い方にも問題なく対応する

左側面の上に映像信号ケーブル、下に給電ケーブルをつなぐ形になるのでやや不格好だ。できれば下にまとめてほしかったところではある

ベゼル幅は実測で上部が4.5mm、左右5.5mmと、極薄ベゼルと呼んでいい薄さだ

 最後にメニューについてもチェックしておこう。本体正面左下のボタンを一度押すと、メインメニューを表示するか、それとも音量調整/明るさ調整/入力先選択を行うかのメニューが表示され、それぞれの操作に分岐する流れだ。ジョイスティック構造のボタン1つで操作する仕組みだが、操作性は悪くなく、またメニューの階層もまとまっていて見やすい。ユーザーによるカスタマイズにも対応している。

 ただしこの電源ボタンだが、電源ケーブルをつないでいる場合は押すとオン(青LEDが点灯)、もう一度押すとオフになるのだが、電源ケーブルなしではオンにするために長押しが必要になり、また電源ケーブルをつないでいる間はオフ時も緑LEDが点灯したままになるなど、挙動の違いが分かりにくい。もう少しシンプルにしてほしかったところだ。

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 もう1つ、本体のバッテリーの残量が分かりづらいのも気になるところである。残量がわずかになると警告メッセージが出て、そのまま使い続けていると自動的に電源がオフになるのだが、残りパーセンテージを画面で確認するためには、前述のメニュー画面でメインメニューを呼び出さなくてはならない。どの画面でもしつこいくらい残量を表示した方が分かりやすいのではと感じた。


メニュー操作は本体正面左下のボタンで行う。フラットに見えるが実際には上下/左右に傾けられるジョイスティック構造を採用する

ボタンを2度押しするとメインメニューが表示される。階層もまとまっており見やすい

ワイヤレス接続対応ということで、他製品にないWi-Fi関連のメニューもある

右キーを押すと、メインメニューを経由せずに音量調整を行える

上キーを押すと、ダイレクトに入力ソースを選べる

下キーを押すと、明るさの調整が直接行える

これら3つのショートカットはカスタマイズが可能だ

バッテリー残量はメインメニュー画面の右上に表示されるのだが、常時表示されていてもいいくらいだ

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