Lenovoがコンシューマー向けPCとタブレットの新モデルを一挙に発表:CES 2023(2/4 ページ)
CES 2023の開幕を前に、Lenovoが「Idea」ブランドのノートPCとデスクトップPCの新製品と、Androidタブレットの新モデルを一挙に発表した。PC製品は新型CPUや新型GPUを搭載していることが特徴だが、どんなCPU/GPUなのかは現時点では不明である。
IdeaPad Slim 5i/5 Gen 8
「IdeaPad Slim 5 Gen 8」はAMDのRyzenプロセッサを、「IdeaPad Slim 5i Gen 8」はIntelのCoreプロセッサを搭載するノートPCで、それぞれに14型モデルと16型モデルがある。
先に紹介したIdeaPad Pro 5i/5 Gen 8と比べるとスペックに幅があり、ディスプレイは14型と16型、ボディーはメタル(アルミニウム)とプラスチックから選べることが特徴だ。ボディーカラーはCloud Grey、Abyss Blue(アビスブルー)とViolet(バイオレット:メタルボディーのみ)の3つから選べる。EMEA地域における発売予定時期と想定販売価格は以下の通りだ。
- 14型AMDモデル:2023年5月発売予定/649ユーロ(約9万1000円)
- 14型Intelモデル:2023年7月発売予定/699ユーロ(約9万8000円)
- 16型AMDモデル:2023年5月発売予定/649.99ユーロ(約9万1000円)
- 16型Intelモデル:2023年5月発売予定/749.99ユーロ(約10万5000円)
14型モデル
CPUはAMDモデルがRyzen 3 7330U、Ryzen 5 7530U、Ryzen 7 7730Uのいずれかを、Intelモデルが「新型のCore i5/i7プロセッサ」を搭載している。メインメモリはAMDモデルがDDR4規格、IntelモデルがLPDDR5またはLPDDR5X規格で、容量はモデルによって8GBまたは16GBとなる(LPDDR5Xメモリの構成は16GBのみ)。ストレージはPCI Express接続のSSDで、容量はモデルによって256GB、512GB、1TBのいずれかとなる。
ディスプレイはブルーライトカット機能付きの14型パネル(アスペクト比16:10)で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
- IPS液晶パネル
- WUXGA(1920×1200ピクセル)、最大300ニト、NTSC 45%
- 2.2K(2240×1400ピクセル)、最大300ニト、sRGB 100%
- 有機ELパネル
- WUXGA、最大400ニト、DCI-P3 100%
Webカメラは物理的なシャッター付きで、モデルによって「フルHD撮影対応」のものか「フルHD撮影/顔認証対応(ToFセンサー付き)」のいずれかを搭載している。
ポート類は左側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-C端子×2、HDMI 1.4b出力端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A端子×2とmicroSDメモリーカードリーダーを備えている。USB 3.2 Gen 1 Type-C端子はUSB PDによる電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力をサポートしている。無線通信はWi-Fi 6EまたはWi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応している。
バッテリー容量はモデルによって47Whまたは56.6Whとなる。ボディーサイズは以下の通りで、最軽量構成の重量の目標値は1.39~1.59kgだ。
- プラスチックボディー:約312(幅)×221(奥行き)×17.9(厚さ)mm
- メタルボディー:約312(幅)×221(奥行き)×16.9(厚さ)mm
16型モデル
ディスプレイはブルーライトカット機能付きの16型IPS液晶(アスペクト比16:10)で、モデルによって以下のいずれかを搭載している。
- WUXGA、最大300ニト、NTSC 45%
- WUXGA、最大300ニト、NTSC 45%、タッチ対応
- 2.5K(2560×1600ピクセル)、最大350ニト、sRGB 100%
バッテリー容量はモデルによって47Wh、56.6Whまたは75.4Whとなる。ボディーサイズは以下の通りで、最軽量構成の重量の目標値は1.79~1.99kgだ。
他の主な仕様は14型モデルと同じである。ただし、IntelモデルのLPDDR5Xメモリ構成は用意されていない。
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