レビュー

AMDとNVIDIAの最強CPU/GPUを搭載! モンスター級の2画面ノートPC「ROG Zephyrus Duo 16 GX650PY」の魅力を堪能する Intel CPUモデルとの比較もあり(1/5 ページ)

ASUS JAPANから、2画面ノートPCの新モデル「ROG Zephyrus Duo 16(2023)」が登場した。最新モデルでは何が変わり、何が変わらなかったのか。さまざまな角度から検証してみよう。

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 「ROG Zephyrus Duo 16」(2023)は、ASUS JAPANのゲーミングブランド「ROG」シリーズに属するプレミアムな2画面ゲーミングノートPCだ。

 2023年の最新モデルとなる「ROG Zephyrus Duo 16 GX650PY」は、CPUにAMD Ryzen 9 7945HX、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptopを搭載することで、ゲーミングノートPCとして最高峰のパフォーマンスと、2画面という付加価値を備えた唯一無二のプレミアムモデルとなっている。実機を入手したので、早速レビューしていこう。


ASUS JAPANの「ROG Zephyrus Duo 16 GX650PY」は、16型と14型の画面を搭載する2画面PCだ。2023年の最新モデルは、基本スペックもゲーミングノートPC最高峰で、唯一無二のプレミアムな体験を堪能できる

インパクト抜群のプレミアムなビジュアル

 ボディーはずっしりとした重厚感があり、まるで石のように固く、密度が詰まった感触だ。液晶ディスプレイは比較的シンプルなデザインながら、ディテールに凝っていて実に高級感がある。

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 液晶ディスプレイを開くと、16型の大きな画面とともにキーボードの奥がスライドして14型のサブ画面がせり上がり、「シースルーウインドウ」と呼ばれる飾り窓が現れる。キートップ単位で発光が制御可能なRGBイルミネートキーボードもひときわ鮮やかで、ビジュアルのインパクトは抜群だ。

 サブ画面を支えるフレームも非常に剛性が高く、強度的な不安は全く感じない。


見た目は高級な石のように固く、密度が詰まった感触のあるボディー。ブラックベースにキラキラと輝くロゴと、斜めのラインが印象的だ

ラインの下側のみに同系色でさりげなくドットパターンをプリントするなど、ディテールに凝った仕上げで高級感が抜群だ

底面もしっかりとデザインが行き届いている。両端のスリットの奥にファンが見える。手前側の両端にスピーカーを内蔵する

液晶ディスプレイを開くと、ヒンジの動きに連動してサブ画面がスライドしてせり上がって見やすい角度にセットされる。「AAS Plus 2.0」と呼ばれるこの仕組みは、エアフローを効率化する効果もある

液晶ディスプレイを最大限開いたところ。画面の角度は、水平に対してメイン画面が約130度、サブ画面は約162度だった

液晶ディスプレイを開くと、一気に派手なビジュアルになる

GPUを利用してリアルタイムに色彩が変化する壁紙「AURA WallPaper」も用意されている

サブ画面の下に現れる「シースルーウインドウ」。派手に映り込む光沢仕上げの飾り窓だが、これが高級感の演出に大きく貢献している。ウインドウの奥をよく見ると、ドットパターンが控え目に光る

派手なイルミネーションを楽しめるキーボードはタイプ感も良好

 キーボードは英字配列で、右側にタッチパッドを備えている。キーピッチは実測で19mm、キーストロークは1.7mmだ。

 キートップはしっかりとした素材でスイッチの感触も良く、タイプ感は良好で静音性も高い。

 パームレストは省かれているが、それを補うためにラバー製のアームレストが付属している。しっかりとした重みとグリップ力があり、安定感は十分だ。これを使えばより快適なタイピングが可能である。

 タッチパッドにはLEDで浮かび上がるテンキー「NumberPad」を搭載し、数値入力もスマートに行える。


キーボードのキーピッチは実測で横方向が19mm、縦方向が18mm、キーストロークは約1.7mmだった。スイッチの感触は良好だ

RGBバックライトで派手なイルミネーションを楽しめる

イルミネーションの設定はプリインストールされている「Armoury Crate」ユーティリティーで行える

キーボード右側にあるタッチパッドには、LEDで浮かび上がるテンキー「NumberPad」も搭載する。パッド左上にあるアイコンのクリックでオン/オフを切り替えられる

アームレストと紙製のスタンドが付属している

アームレストはしっかりグリップ力があり、簡単に外れないようになっている。実測重量は259gだった

スタンドを使うと、さらに角度がついて正面からメイン画面とサブ画面を同時にしっかり見せられる角度になる。本体を固定する機能は特にないのでディスプレイ用だろう

 続いて、インタフェース回りを見ていこう。

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